鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

鏡像認知ができる魚、ホンソメワケベラの生態。

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ホンソメワケベラ。

鏡像認知ができる魚の名前です。

 

これまで魚類は知能が低いと考えられてきたそうですが、本種がその常識を覆しました。

 

以前、こんな記事を書きました。

spawn.hatenablog.com

 

そこでご紹介した「鏡像認知」というもの。

簡単に説明しますと、「鏡を見て自分であると認識できるか」ということです。

 

簡単ではありますが、変な名前のホンソメワケベラの生態についてご紹介していきます。

 

実は”ホソソメワケベラ”

ホンソメワケベラと呼ばれていますが、元々は”ホソソメワケベラ”だったそうです。

「ソ」が「ン」に見え、読み間違えにより「ホンソメワケベラ」になったそうです。

 

 

こんなかわいそうな名前はパッと思いつくのでイボダイウッカリカサゴ

あとはタケノコメバルかな。

 

ホンソメワケベラの形態

体調は12センチほど。オスの方がメスよりも大きくなります。

背中とお腹は白く、体の側面には口の先から尾鰭まで黒い線があります。尾鰭に行くにつれて黒い部分は広くなっていきます。

尾鰭の方になると若干青っぽくもなっています。

 

ホンソメワケベラは他の魚から人気者

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/55/Cleaner_station_komodo.jpg

少し気持ち悪い話になってしまいますが、ホンソメワケベラは魚の体についた寄生虫を食べてくれる魚として、他の魚に絶大な人気を誇っています。

そのため、他の魚はホンソメワケベラを見つけると近寄っていくんです。

ワケベラはその魚の周りを泳ぎながら魚の体についている寄生虫を丁寧に食べていきます。

体の表面だけでなく、エラの中、口の中にも入り込んで食べかすなんかも食べてくれる掃除屋のような魚なんです。

掃除される魚はホンソメワベラを驚かさないようじっとしています。

 

掃除してもらう魚はホウセキキントキなどの小型の魚から、ギンガメアジや大型のハタ系の魚まで様々で、サンゴ礁に住む魚のほとんどの魚を掃除しているようです。

 

驚きなのが、フィッシュイーターと呼ばれる魚食性の魚を掃除する場合もあるのですが、魚を主食とする魚であってもホンソメワケベラは食べないそうです。

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鏡を見て「自分」がわかる魚

「鏡像認知」ができる動物は私たちヒト以外では

これらの種類の動物が鏡像認知、つまり「鏡で自分がわかる」ということです。

イカはともかくとして、チンパンジーやゴリラ、ゾウ、イルカぐらいならできそうな感じもしますが、まさか魚もできるとは本当に驚きです。

 

僕は釣りをしますが、よく「魚には釣り糸が見えているか?」という話題がでます。

例えば、「釣り糸が見えているなら、少しでも糸を細くした方が魚に気づかれにくいのでは。」という具合に。

 

結論はわかりませんが、僕はきっと見えていると思います。

ただ、糸は見えてはいるけれどその糸の先にある針に引っかかって釣られてしまう。という事までは理解していない。と思っております。

 

つまりそこまで知能は高くないと思われていた魚ですが、鏡像認知ができる。というのは本当に驚きです。まだまだ知られていない生態がたくさんあるんだなぁと。

 

もしこの記事をここまで読んでくださって、興味がある方は実際に実験している動画を見ることができるので、ぜひ下記の記事にアクセスしてみてください。

 

www.asahi.com

 

 

あと、ヤギのヒゲはいまだに謎

最後に、ヤギってひげが生えていますよね。

生えていないヤギもいますが。

 

遺伝子によって生える生えないがあるそうですが、あの立派なヒゲはなぜ生えるかよくわかっていないそうです。

色々調べてもヒゲの必要性が現時点ではわからないそうです。

 

 

動物の生態にはまだまだ不明なものがあるようですね。

話ができたら一番わかりやすそうですけどね。