鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

野鳥のヒナがいても拾ってはいけません。鳥獣保護法により禁止されております。

f:id:to-many-hopes:20230708185944j:image

昨日仕事に行くといきなり朝からちょっと助けてほしいと上司から話がありまして。

なにかしらとついていってみるとスズメのヒナが敷地内でオロオロしているではありませんか。

 

上を見ると電線には数羽のスズメがしきりに鳴いています。

きっとご両親でしょう。

 

この時期は巣立ちの時期。

ヒナもエサの取り方や飛び方を教わっている最中に上手く飛べず落ちてしまったのではと思います。

 

なんともかわいそうなスズメ。

しかし、いくらかわいそうだと思っていてもヒナを拾うことは法律で禁止されております。

 

人間から見ると「かわいそうだ。」と思っていても自然界は弱肉強食で成り立っているわけでして。

むしろこういう環境や状況を乗り越えるということも親鳥やヒナに取っての訓練にもなるわけです。

それに近くに人間がいては、親鳥が近づきたくても近づけませんから逆に見つけても近寄ってはいけないのです。

 

ということから本来なら見て見ぬふりをしなくてはならないのですが、車の出入りもあるため、ここにいては危険なのでどこか安全な場所に移してあげようという事になりました。

 

f:id:to-many-hopes:20230708185842j:image

クッキー缶ぐらいのサイズの空き箱を用意してその中に入れて人通りが少ない場所に置いてあげる事にしました。

 

それから僕は見に行っていませんが、上司から「無事に親と飛んでいったみたい」と言われたので、なんとか大丈夫だったようです。

 

中には保護してあげるというような動画だったりを見たりしますが、許可を得た上で保護していたりという事だったりするので、もしみなさんがヒナを見つけても安易に保護したりしないようにしましょう。

 

親鳥がどこかにいて必ずヒナを迎えにきますから。

危険な場所にいる場合は、どこか安全な場所に置いてあげる程度で大丈夫です。

心配だという気持ちはわかりますが、そこはヒナのためにもグッと我慢しておきましょう。

 

f:id:to-many-hopes:20230708185734j:image