鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

セスの世界を釣る Vol.8 〜和歌山県串本編〜

20210323213607

 

昨日予告をしました。

 

spawn.hatenablog.com

 

そう”ブリを狙う”と。

到着したポイントは水深約30mの地点。

そもそも15m以上の水深での釣りをしたことがないので、正直ドキドキしていました。

 

結論から行きますと一番の狙いはブリだったのですが、朝6時から釣りをスタートして午後3時まで約9時間ほど釣りをしていましたが、結局ブリは釣れませんでした。

 

本当に残念です。

 

今回の釣りの詳細を簡単に。

 

朝6時から午後12時ぐらいまではなんの反応もなし。

ずっと同じ釣りをしていて本当に何も釣れなかったら寂しいので、別の釣りをしてとりあえず何かを釣ろうということにしました。

 

オキアミ*1を使ってタイなど何かを釣ろうということで、ブリの竿もやりながらサビキ釣りを始めました。

最初はあまり反応がなかったため、魚がいないのかな〜なんて思っていたらビビビと反応がありました。

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17cmぐらいのアジでした。

 

そこからアジが群れでいたようで、仕掛けを落とすと入れ食い状態に。

ブリを釣りに来たのに小さいアジは少し寂しいですが、何も釣れないよりはいいか。と思いながらアジの数釣りをしていました。

 

パッと後ろを見るとアオサギがずっと魚を欲しそうにこっちを見ていることに気づき、数匹アオサギに釣ったアジをあげていました。

 

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魚を釣りに来たのか、鳥にエサをやりに来たのかわからない状況に(笑)

 

たまに、掛かったアジを食べに何か大きな魚が釣れないかなと思いながら釣り上げずに少し待ったりしてみたのですが、別の魚が釣れる気配はありません。

 

アジ釣りを始めて約2時間。時間にして午後2時を過ぎた時にこれまで落とした瞬間に釣れていたアジがすぐには釣れなくなりました。

 

釣れるには釣れるのですが、少し渋っている感じというか、魚の数が減ったというか。

 

船が迎えにくる時間も迫ってきていたので、もうほぼ時間はなかったのですが、とりあえず何かを釣りたくてチョンチョンと誘いを入れながら30分くらいアジを釣って楽しんでいたところ

 

掛かったアジを釣り上げようと糸を巻き上げた瞬間にグッと重たくなりました。

 

なんとも重たい感覚。

何かゴミのような変なものを釣ってしまったのか?

と内心思いましたが、竿を引っ張る感覚があったのでこれは何かの魚だろうと確信。

 

ただ、ほぼ泳がない感じの感覚。

ハマチやブリなどの青物ではない。

 

たまにググッと引っ張りドラグ*2が出されることがありました。

 

右や左などに走る(泳ぐ)感じの魚ではないけど、引っ張る力は強い。

それに重たい。

 

もしや。

 

これは…

 

 

 

エイか???

 

 

僕自身エイを一度も釣ったことがないのですが、「遊泳力はあまりなくもし釣ってしまったとしてもあまり暴れるような魚ではないが、あの扁平した体型も相まってかなり重たい」という話を聞いていましたので、これがそのエイの感覚なのかなと。

 

言葉で表現するのは難しいのですが、擬音にすると「モサ〜」って感じです。

痛みで例えると、切り傷のようなズキズキというよりも、打身などの鈍痛に近い感じといいますか。

 

とにかくそういう重たくて水の抵抗を思い切り受けている感覚を感じながらも何とか頑張って糸を巻き上げます。

ようやく水面近くまで上がってきた瞬間を見ると茶色っぽくて平たい魚影が目に飛び込んできました。

 

(画像はイメージです)

 

うわ、エイだ。

 

ん?

 

いやヒラメだ!

 

 

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頑張って釣り上げた魚は65cmのヒラメでした。

 

 

これは嬉しかったです。

ヒラメを釣ったのも始めてだったので本当に嬉しかったです。

 

ブリは残念ながら釣れませんでしたが、最後の最後にヒラメが釣れたので本当によかったです。

 

僕は釣った魚は持って帰らない主義なので、ヒラメは上司にプレゼントしました。

美味しくいただいてもらえるといいです。

 

次はいつ行くかは未定ですが、いつかはブリを釣りたいと思います。

 

 

とにかくずっと船の上だったので、これを書いている時もなんかずっと揺れてる感覚でちょっと気持ちが悪いので、今日は早めに寝ようと思います。

 

 

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*1:エビに似た形態の大型プランクトン

*2:魚の強い引きに対して、一定の力が掛かると一時的に糸が滑るように出て、糸や仕掛けなどを魚の引きで切られないようにするリールについている機能