鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

湊かなえ著:「カケラ」を読了

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危機感を感じてペースを上げようとしている感が隠しきれない僕です

 

年間100冊目標の第6冊目

湊かなえ著:「カケラ」です

 

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これはある本を買いに行った時にたまたま見つけた本です

湊かなえさんの本は「告白」しか読んだことがなかったのですがこの機会に別の本も読んでみようと思いジャケ買いした一冊です

 

スタンダードプラン 詳細はこちら

あらすじはこんな感じ

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ある少女の死の真相を橘久乃という美容外科医視点で追求していくというものです

 

小説なので内容を紹介したい気持ちはあるのですがあまり露骨に書くことはネタバレにも繋がる可能性がありますので

内容を書くというよりは

読んだ感想をメインで書きたいと思います

 

主人公である美容外科医の橘久乃から見た様々な人物の証言で話は進んでいきます

 

その証言の内容というのが現代社会の雰囲気を上手く取り込んでいるなと感じました

社会の雰囲気と人間の持つ怖さや素晴らしさなど人の本性といったものを知ることができるとても面白い作品です

 

ミステリー小説でありながらどこか心理小説的な部分もあるのかなと思ったり

(心理小説というジャンルを読んだことがないのでわかりませんが)

 

ただ僕たちが生きていく上で絶対に切れることのない“人間”というものを橘久乃という人物を通して様々な人を見ることができます

 

個人的に心理学的なものが好きなので

こういう「人間の本音」のようなものはとても好きだったりします

それに「そこは気にするのにそこは気にしないのか」みたいなものだとか

人間の中で働く心理部分って本当に面白いものだなと思います

 

そういう人に触れるという意味でもとても面白い作品です

ぜひ一度読んでいただきたいと思います