鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

本屋さんに行けば今の状況がなんとなくわかる。ビジネス書って本当にこんなにいるんだろうか

大型ショッピングモールなどにいくと必ず本屋さんに立ち寄るようにしています

一年で約72000冊もの本が発行されています

つまり1日に約200冊のペースで本が発行されているということになります

 

数字だけで見ると毎日本屋さんに足を運ぶと200冊ずつ何かしら新しい本が並んでいるということになります

 

本屋さんにいくと一応全てのジャンルを一通り見るようにしています

僕が本を選ぶときの基準として一番大きいのは

「本のタイトル」です

最近人気の本を探すとか

誰かに勧められてというよりは自分で本屋さんにいって”面白そうな本”を探すということの方が多いです

 

僕のこれまでの人生で誰かと会話している時に「本の話」になることはほとんどなかったので自分で面白そうな本を見つけて読むということが普通になっています

 

昨日も本屋さんに立ち寄ったのでいつも通り店内を一周していてふと思ったことがあります

『いつまでも同じ内容の本が出ている』

ということです

 

少し言い方が悪いですがタイトルだけで見ると同じような本がずっと出ているんだなと感じました

もちろん全ての本を読んだだけではありませんしタイトルを見て感じた印象なのでタイトルが内容そのものと直結しているとは限らないのですが

 

20230821201453

一番感じたことが

リーダーシップに関する本が多いなということ

仕事をしていれば自分が上司(先輩)になる(部下や後輩ができる)ということは必ず起こってくることです

生きているということは歳を重ねていくということであり

人生経験が増えていくということで自分よりも若い世代が出てきて部下や後輩になるのは必然と言えます

 

 

大型書店になればなるほど取り扱える本の数が増えるのでどういったジャンルの本が多いかということが顕著に出てきます

パッと見て使用している棚の数などを見れば一目瞭然です

 

【GOM Mix】初心者でも簡単な動画編集ソフト

例えば10列6段の本棚があった場合

10列のうちどれだけの列数がそのジャンルに使われているかということがわかります

僕の近所にある大型書店だとビジネス関係の本は8列ぐらいあるのに対して

学問系の本は半分の4列ぐらい

その中で数学が2段、化学が1段、物理学が1段、自然科学が2段

というような具合です

 

もちろん需要と供給というものがありますから地域や書店によっても取り扱われるジャンルのものは大きく変化します

ですがどの書店に行っても「ビジネス系」の本は一番豊富な気がします

『人生=仕事』と行っても過言ではないぐらい生活と仕事は密接な関係にありますのでそういった本が増えることは理解できます

 

その中でも「リーダーシップ」に関する本が多いなという印象が強いです

僕は読んでないのですがリーダーシップを学べる本として一番有名かなと思う本といえば

デール・カーネギー『人を動かす』

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

人を動かす 改訂文庫版 [ D・カーネギー ]
価格:880円(税込、送料無料) (2024/1/14時点)


 

 

これかなと思います

1936年に初版された所謂「リーダーシップ」を学ぶにはまずこれを読め

と言われるほどの名作と呼ばれています

 

今から88年前に書かれた本です

この88年間の間に様々なリーダーシップの本が出版されていると思います

そこで感じたことは

「日本人はいつまでもリーダーシップを取ることが苦手」なのかなということでした

人は色々な性格の人がいますし向き不向きなんていう言葉もありますから

人を引っ張っていくということが苦手な人もいれば得意な人もいることは言うまでもありません

ただそれにしても同じジャンルの本が出版され続けていると言うことがなんとなく気になりまして

僕が生きていきた時代と今の人たちが生きてきた時代

僕よりも年上の方が生きてきた時代と様々な時代がありますのでその時代の生き方というものがあり

さらにその時の環境というものもありますから様々なパターンのリーダーシップの取り方というものが存在することも理解できます

 

とはいえもうパターンはできってしまっているのではないのかなと感じました

僕も社会人になってそういう立場になった時に何冊かは読みましたが確か2冊ぐらいしか読んでいないと思います

 

 

もう売ってしまったのでこれしか覚えていませんがこれ以外に読んだ記憶はほぼありません

 

内容も覚えていませんのでなんとも言えませんがこれ以外に読んでないということはあまり意味がなかったのかなと

「どうやってリーダーシップを取るか」というよりも自分の能力を高める方がいいんじゃないかなと思ったのだと思います

 

人は簡単には変わらない

他人を変えるにはまず自分から

 

といった言葉が存在するように自分以外の人を変えることってそう簡単ではないと思っています

年齢を重ねれば重ねるほど”自分”というものの構築が完成してしまっている可能性が高くなり人間性を変えることは困難になります

 

人格形成は10歳までに確立すると言われています

さらにその人の性格は50%が遺伝によるものだという研究結果も出ています

ある話では25歳を超えると人間性を変えることはできなくなるということも聞きます

 

これ全てが本当だとするといくらリーダーシップの本を読んでもあまり効果はないのではないかと思うわけです(無駄というわけではありません)

それよりも自分の能力を高めるという方に力を注ぐ方がいい結果が生まれるのではと思います

仕事ができれば自然と人はついてくるのではないかなと

仕事ができれば信頼関係も築くことができ自然と慕われる存在になるのかなと思います

 

何をするにおいても信頼関係というのは大切なものだと思っています

信頼できる関係でないとうまく行かないことがほとんどです

仕事だって信頼がないと頼めるはずがありませんからね

 

ただ色々な人間関係が絡み合う世界ですし時代も流れています

そういう時代の動きに合わせて現代に向けたリーダーシップ書が出ているのかなと思いました

そう思うと共に日本は有能なリーダーの育成がうまくないのかなとも感じます

”日本”という括ってしまうのは少し無茶かも知れませんが日本人の人種的性格からしても人の上に立って引っ張っていくということもあまり向いていないのかも知れません

 

日本人って同調圧力に弱く自発的行動は少ない人種だと思いますから

 

さらになりたくなくてもリーダーにならざるを得ない状況ということもあります

それがリーダーに向いていなかったとしても会社の状況や環境によってその人がやるしかないという状況もあります

 

実際に僕がそうでしたしね

 

そういう人のためにも様々なタイプのリーダー書があるのかなと思います

ただ「どうやって人を引っ張っていくか」ということを学ぶよりも「どうやったら自分の能力を高められるか」を考える方が”自分”のためにもいいと思います

 

他人なんて所詮他人ですから

自分以外に信用できる人間なんていない

ぐらいの気持ちでいないとメンタルを潰してしまいます

 

他人のために行動して自分が潰れてしまってはなんの意味もありませんからね

 

自分を最優先に考えて自分を一番大切に