鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

宮嶋勲著:「最後はなぜかうまくいくイタリア人」を読了

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実は昔働いていた仕事で数日だけですがイタリア人と一緒に仕事をしたことがあります

 

一緒に仕事をしたとは言っても現場が同じだけで共同作業というわけではなかったのですが。。

 

実は本書は過去に単行本の時に読んだことがあります

読んだので売ってしまったのですが

先日書店に行った時に平置きされていて「文庫版になってる」と思い

「加筆された部分もあるのかな」

「今また人気が出てきたのかな」

「もう一度読んでみようかな」

と思い再購入しました

 

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僕が一緒に働いたイタリア人からは共感できるような内容はあまりなかったのですが

思い返してみると一つ記憶に残っていることがありました

それは

『よく喋る』ということ

 

もちろん仕事はするのですが皆さんよく喋ってました

それもとても楽しそうに

 

イタリア人というのはとても話すのが好きなようです

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話すことでお互いの距離感を縮めるというスタイルのようです

本書にもありましたが日本人で言うところの

一緒にお風呂に入る

裸の付き合い

といった感覚に近いようです

 

イタリア人にとって特に食事の場というのはとても大切な時間のようです

食卓を囲んで話をすることで親密な関係を構築するそうです

 

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本書を読んでいると日本人ではなかなか共感できない部分が多いと思います

そもそも育ってきた環境もありますし人種が違いますから感覚も全く別のものになるのは当然です

 

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ただこういう考え方というか感覚は見習った方がいいなと思う部分があることも忘れてはいけません

 

何でもそうですが「考えすぎは良くない」という言葉もあるようにある程度のところで割り切る気持ちも必要だよねと感じます

 

あまり楽観的過ぎても良くないこともありますが

そこは上手くバランスを取ることが大切です

 

僕の性格上イタリア人とは会わなそうですが

こういう人と接した時に自分はどう感じるんだろう

どう思うんだろうという興味本位は隠せません

 

機会があればイタリアに行ってみたいなと思わせてくれた一冊でした

 

ぜひお試しを