「今年は年間100冊読むぜ!!100冊ぐらい楽勝だぜ!!」
とイキっていたくせにまさかの恐ろしいスローペースで「大丈夫か?」と自分でも不安になっております
ただ焦らず一つ一つ確実に
さて
年間100冊目標の第3冊目
イ・コンニム著:「殺したい子」です
韓国作者の本を読むのは初めてなので少し新鮮でした
たまたま奥さんの用事で古本屋さんに行った時に見つけて帯びに書かれている文章を見て面白そうだなと思い購入した作品です
とても大絶賛されている作品のようです
内容は現代にとてもぴったりの作品です
色々な情報がどこにいても見れる現代
どれが本当でどれが嘘なのかを見分ける方法は誰にも分かりません
この小説はドキュメンタリーというかインタビュー形式のような形で進んでいきます
ある人の証言
ある人のインタビュー
そういった様々な人の発言から真相に近づいていきます
様々な”人”をみることができるとても考えさせられる作品です
小説でありながら哲学書と言いますか道徳書と言いますか
自分を見つめ直すきっかけをくれる作品でもあります
人間社会で生きていくために何が必要で何が大切か
『人間らしさ』とはなんなのか
そう言ったことを再認識させてくれる作品だったように感じます
もし興味のある方は一度手にとってみていただければと思います
読み出すとページを捲る手が止まらないというのは本当だと思います
それぐらいどんどん先が気になる作品でした
|