皆さん物欲は強い方ですか。
僕はというと、昔は強かった方です。
「ほしい」と思ったものは買わずにはいられない。
誰かにお金を借りてでも手に入れたい。
そういう人間でした。
ですが、いつの間にか物欲がほぼなくなりました。
なくなった。
というのは少し違うのですが、物欲自体はなくなってはいません。
なくなってはいないのですが、我慢できるようになったといいますか、時間が経てば「まぁ別にいいかな」と思うようになったということです。
一番の原因は、金銭的な問題ですね。
先日「借金をしていた過去がある」という内容を書きました。
その経験があってか、お金を浪費することが少なくなりました。
ゼロではないんですけどね。
若いころはプラモデルやフィギュアや漫画などのキャラクターグッズ的なものや洋服などほしいと思ったらほしくてたまらない。という感覚をずっと持っていました。
ですが最近はフィギュアなどのおもちゃ系はあっても邪魔になるし、どうせ飾っていても仕方がないから”買わない”ことにしています。
物欲がなくなったわけではないのですが、所有欲というものが減ったという方が正しいのかもしれません。
洋服に関してもまだ着れるしなぁと思うと別に買わなくてもいいかなという感覚になってしまいます。
(特別お洒落に気を遣うタイプでもありませんので。)
物欲は人間の脳にある基本的な仕組み
脳外科医の先生のお話によりますと、物欲というのは脳の基本的な仕組みだそうです。
ほしいものが手に入ると幸せな気持ちになる。これはドーパミンと言われる神経伝達物質が分泌されている状態なんだとか。
何か難しい問題などが解けた時に「解けた!」というあの感覚がドーパミンの働きだそうです。
ドーパミンによって多幸感を得ることができると「もう一度この感覚を味わいたい」という気持ちになるかと思います。
それが次の行動へのモチベーションにつながるそうで、そのモチベーションによって新たな学習を繰り返し行い人類は現代まで生き延びてきたそうです。
ただ、ドーパミンの効果というのは長くなく短時間で消えてしまうそうです。
脳は面倒くさがりなので省エネでいきたいタイプ
脳は体の中でも、物凄く燃費の悪い臓器だそうです。
体全体のたったの2%しか重さがないのに、摂取したエネルギーの20%近くを脳が使っているんだとか。
ですが、エネルギー源が限られていますから、生きるか死ぬかの状況を生き残るために人間の脳はできるだけエネルギーを使わないような習性があります。
基本的に脳は面倒くさがりなんだだそうです。
なんともショックな話です。
何かを買う時に、「買うか」「買わないか」という選択も脳はできるだけエネルギーを使わずに済ませたいと考えているようで、世の中の物を売る仕掛けは、大体この脳が面倒くさがりであるという点を利用しているんだとか。
そう考えると思い当たるフシがありますよね。
レジ前のいちご大福とか。
ここで物欲や買い物欲が強い人の特徴をご紹介したいと思います。
- 寝不足気味
- ストレスが溜まっている
- 飽きっぽい性格
- 他人が持っているものを羨ましいと感じる
- 食べ物や行った場所についてSNSで投稿するのが好き
- 他人と同じものを買ったり食べたりすると安心する
- 「〇〇ランキング1位」というキャッチフレーズのついた商品を気にしてしまう
- 「返品無料」と書いてある商品を見ると試したくなる
上記の中で一つでも当てはまる人は脳が物を売る仕掛けに騙されやすい状態になっているかもしれません。
物欲があることは悪いことじゃない。だけどほどほどに。
物欲があるのは悪いことではないそうです。
むしろ、解消できるなら買うことは問題ないそうです。
しかし金銭的な部分やパートナーがいる場合などはしっかりと相談したり計画を立てて買い物をするのがいいかもしれませんね。
僕的にはなんでも値札を見ずに買えるだけの財力があればきっと買ってます。
ほしいと思うものはたくさんありますからね。
今僕が欲しいと思うものは…
- 車
- ノートパソコン
- 本棚
- デスクトップ用のモニター
- iPad
- 釣り道具類
- 大きなクローゼット
- 靴
- ズボン
など、パッと思い浮かぶだけでも9つも出てきます。
真剣に考えればもっとあると思います。
ですが、どれも「まぁ今はいいか」という感覚になっています。
靴に至っては最近破れたのですがソールはまだ全然へたってないので「まだ履けるしいいか」という感覚になっています。
僕の場合、「それすら考えるのも面倒だ。」と脳が面倒くさがっているのかもしれません。
皆さんの物欲はいかがでしょうか。
僕も思う存分買い物してみたいもんです。
ではまた。