鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

読書の秋ということで、左巻健男著『陰謀論とニセ科学』を読んでみた。

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先日「秋になりましたね」という記事の中に今年の秋は『読書の秋』にしようかなということを書きました。

そんな読書の秋ということで、早速読んだ本をご紹介したいと思います。

 

spawn.hatenablog.com

 

今回僕が読んだのは

▶︎陰謀論ニセ科学左巻健男

 

ある本を探しに本屋さんへ行った時に、平積みされていた本でタイトルを見た瞬間に「これ面白そう!」と思いジャケ買いしてしまった一冊です。

 

内容としてはタイトル通りです。

世の中には色んな”説”的なものがありますよね。

一番パッと分かりやすいもので言うと、ノストラダムスなどの類のものですね。

  1. 念力
  2. 幽霊
  3. UFO・宇宙人
  4. スプーン曲げ
  5. 超能力
  6. Qアノン
  7. 反ワクチン
  8. こっくりさん
  9. カルト療法
  10. 水素水

などなど挙げるとキリがないぐらい世の中には数多くの”説”的なものが渦巻いています。

こういったものを科学的根拠に基づいて謎解きをしてくれると言う一冊になっています。

 

 

僕個人的には、情報収集・知識の追加を目的として読んでいますので、陰謀論がどうだとか、ニセ科学がどうだとかそう言うことは一切気にしていません。

別に否定するつもりもありませんし、肯定するつもりもないので、個人的に信じる信じないを判断すれば良いんじゃないかなと言うスタンスです。

 

それではざっくりですが、本書の内容を少しだけご紹介したいと思います。

 

著者の左巻さんは「はじめに」にこう記されています。

本書は、こうした被害をまだ受けていない「普通の人」が、「先覚者」や「素直な人」の影響を受けにくくなるような予防接種的役割を果たせることを願って著しました。
なおかつ「素直な人」のいくばくかの人たちに届くことも念願しています。
「どんな陰謀論ニセ科学があって、どこに問題があるのか」の事例を知っておくことは、「ニセ科学を見抜くセンス」を高めて予防対策になることでしょう。
 

「こうした被害」と言うのは、本書を読んでいただければわかるのですが、サクッと説明しますと、”ニセ科学”は健康に関するジャンルで蔓延していると左巻さんはおっしゃっています。

アトピーが治る」「がんにならない、がんが治る」などといった病気や心の不安につけ込み嘘の科学で本当の科学のように話し、体験談で治った事実があるかのように、怪しい健康情報をテレビやネットなどで宣伝して、詐欺のような被害が存在しています。

 

僕は、健康にも無頓着ですから本書を読んだときに「こんなものがあるのか」と知らないことばかりでした。

そんな健康に関する話で、いまだに体に悪いと言われているのか分かりませんが、牛乳の話がありました。

 

僕が子供の頃は「牛乳を飲むと背が伸びる」「牛乳を飲むと骨が丈夫になる」というようなことが常識的になっていましたが、少し前から「牛乳は実は体に良くない」「飲まない方がいい」というような話を耳にしたことがありました。

その話を聞いた時はかなりの衝撃でした。

 

だって、僕が子供の頃から好きで飲み続けてきた牛乳が体に毒かもしれない!と言われてるんですから。

結構牛乳嫌いの人っているようですが、僕は真逆で牛乳、乳製品が大好きでした。

一時期毎日チーズ何個も食べるような生活をしていたときもあるほどです(苦笑)

 

それは「牛乳のマイナスとプラス」に記されています。

 

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そんな、世の中で結構”ホントのコト”として回っている話も「実はこうなんです」というような内容がふんだんに書かれた読み応えたっぷりの本です。

 

他にもこっくりさんってありますよね。

学校なんかでやったことある人もいるかと思います。(僕は一度もやったことないのですが…)

それについてもどういう仕組みなのかということが書かれており、本当に「へえ〜」と思う内容ばかりでした。

 

あまり深く書いてしまうと、感覚的に読んでみたいという気持ちが薄れてしまうと思いますので、画像や僕の拙劣な文章で”読みたい欲”を程よく刺激できればと思っております。

 

背表紙の帯のところに内容がざっくり書かれていますので、もし興味のあるワードがあれば手に取ってパラパラめくってみてはいかがでしょうか。

 

約300ページほどありますが、どんどん読み進めていける内容だったのですぐに読み切ってしまいました。

関連している内容もありますが、ほぼ1テーマ完結に近い内容ですから休日の空き時間などに少しずつ読み進めていくということもできると思います。

また、不意に思い出した時や、気になった時などに読み直すという辞書的な使い方もできると思いますので、一冊あればずっと読める本なんじゃないかなと思っております。

 

今年の秋がまだ決まってない方は『読書の秋』にしてみてはいかがでしょうか。

今年の秋が『読書の秋』と決めているけど、読む本が決まっていない、読みたい本がないなんていう方、今まで読んだことがないジャンルを読んでみたいなど少しでも興味を持っていただけたらなぁと思っております。

 

新品でなくても、中古で売ってるかもしれませんしね。

もし本屋さんに立ち寄った時にめくってみてください。

 


 

『鳥と魚と僕とポーク』を読んでいただいてありがとうございます!

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