北海道で起きた77歳の高齢者ドライバーによる死亡事故
車庫に駐車するのもおぼつかない様子だったとか
「次の免許更新はしない」と周囲に話していたなど自身の運転の危険性の自覚はあったと思われます
何とも痛ましい事故です
警視庁の統計資料を見ますと
2022年の65才以上の高齢ドライバーによる事故件数は10年前と比べて65.9%にまで減少しています
しかし全体の事故件数が大きく減少しているのに対して高齢ドライバーによる事故の割合は16.3%から24.4%に増えています
過去からしてもやはり高齢ドライバーの事故は増加していると言えます
高齢だからと言って運転するなとまでは思いませんが運転能力を欠いていることは間違いありません
環境などに応じてどうしても乗らなければならない場合というのはあると思います
しかし都心部などでは公共交通機関も充実していますし優待乗車証というものもありますからできる限りバスや電車をご利用いただきたいと思います
また70歳以上など年齢を決めて6ヶ月に1度や12ヶ月に1度運転適正試験のようなものも実施していただきたいなと思います
高齢ドライバーの事故でよくあるのが
「ブレーキとアクセルの踏み間違え」
一般成人の場合「どうやったら間違うんだ」と思うようなことですがそれだけ運転に対する的確な操作ができなくなっているということです
それでも免許証を持っていれば運転は可能です
あるニュースによりますと
「轢いたことに気づかなかった」
と供述しているそうです
果たしてこれでいいのでしょうか
車は走る凶器と言われます
確かにあんな鉄の塊が60kmで走り回るのですから当然です
ドライバーは凶器を操っているということをもっと強く意識する必要があると思います
その認識が高齢者には薄くなってきているのではと思います
泥酔した方の「酔ってない」というのと同じで
「自分はまだ大丈夫」という気持ちがあるのだと思います
運転に関しては“自惚れ”は禁物
「すみません轢いてしまいました」
で済む話ではありません
高齢ドライバーへの対応をもう少し慎重に考えていただきたいと思う今日この頃です