鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

人をも動かしてしまうスピリチュアルとは一体なんなのか。

今日も暑いですね。

日中はもう外に出たくないと思うほど暑いです。

まるでサウナ。

 

ムワーっとした熱気がまとわりつく感じが至極不愉快です。

 

みなさん熱中症には十分ご注意下さいませ。

さて、今日は先日千葉県で起きた事件について私的感情満載で書きたいと思います。

 

◆注意◆

今回は少しショッキングな内容になりますので、グロテスクな内容が苦手な方は「戻る」ボタンなどで戻るようお願いします。

 

僕自身の気持ちなんかを包み隠さず書きたいと思いますので、気持ち悪い表現などが含まれる可能性がありますので、了承の上ご一読いただければ幸いです。

 

では、了承いただけた方のみ下はお進みください。

 

 

先日千葉県で起きた遺体を切断し一部を食べたというショッキングなカニバリズム事件が起きました。

 

内容はニュース記事でさらっと読んだだけなのですが、どうやら「スピリチュアル」に関係しているそうです。

 

容疑者は「霊媒師になるために修行に行く必要があり、母がいると行けないので殺した」などと供述しているそうです。

詳しくは書かれていない部分もありますので、僕の推測ではありますが霊媒師になるために遺体の一部を食べたのかなと。

 

ニュース記事の中に

死亡解剖の結果、遺体の首には圧迫された窒息死の形跡があり、足や胴体が刃物で切断されていた。食道や膀胱などは丸ごとなかったことから、同容疑者の供述内容に矛盾はないと県警は判断した

 

とありました。

とのことから食べた臓器は「食道」と「膀胱」ではないかということで、ここも何か『霊媒師になるため』と関連がありそうですよね。

 

霊媒師というものを詳しく知らないので、少し調べてみました。

わかりやすく説明しますと

『霊的存在と人間との仲介屋さん』

といった感じでしょうか。

ホラー映画やドラマなどで出てくるイメージで相違ないようです。

 

霊媒師の体に死者が憑依して…

という感じだと思います。(あくまでもイメージですが)

 

皆さんはスピリチュアルを信仰していますでしょうか。

僕はこういったものは一切信じていません。

 

神や霊といった類は全くです。

過去に何度か自宅に某宗教の勧誘に来られたことがありますが、面白半分で冊子のようなものはもらいますが、目を通すだけで全く何とも思いません。

 

これは信仰している方を批難しているわけではないという事はまずご理解いただきたいと思います。

日本には宗教的寛容というものがありますから、信じる方の自由です。

ただ、反対に信じない自由というものも存在しますのでご理解ください。

 

と、話が少し反れてしまいましたがスピリチュアルというものはあまり詳しくわからないのですが、霊媒師になるために人体を食す必要がある。というのはいかがなものでしょうか。

 

食人することを”カニバリズム”と言いますが、カニバリズムというもの自体は16世紀からすでにあったそうです。

意外にも聖書にも食人に関することが記されています。

 

エスはに言われた、
「はっきり言っておく。人の子の肉を食べ、その血を飲まなければ、あなたたちの内に命はない。
わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者には、永遠の命を得、わたしはその人を終りの日に復活させる。

— ヨハネによる福音書6章53節と54節

 

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とこう記されていますので、かなり古い時代から食人というものがあったという事はお判りいただけるかと思います。

 

なぜ人の肉を食べるということが起こるのかと言いますと

  • 特別な力が宿る
  • 栄誉が与えられる
  • 死者への愛着から魂を受け継ぐという儀式的意味合い
  • 死者の血肉が強壮剤や媚薬になる
  • 一種の漢方薬として不老不死や滋養強壮の薬効がある

 

というようなことが考えられていたそうです。

現在でも”胎盤”は美容や健康のために食されたり医薬品として加工されたりしているそうです。

 

これも同じで”胎盤を食べることのメリット”があると信じられているそうです。

そのメリットとしては…

  • 産後うつの予防になる
  • 産後直後の痛みを緩和できる
  • 美肌になる
  • ママの気分が改善される
  • 母乳の出がよくなる

などだそうです。

しかし、どれも科学的根拠はないそうで…

 

そういった観点からも食人行為というのは、迷信や宗教的な部分が大きいのかなと感じます。

 

 

ここで少し余談ですが、僕のバイブルともいえる漫画にこんなシーンがあります。

 

 

これを読んだときになんか物凄く説得力を感じてしまったんですよね。

もしこれが本当なら人肉はおいしくない。

おいしくないのに食べるということは、やっぱり宗教的な何かなのかなと思ったりします。

 

 

話を戻しましてこの容疑者は先月からスピリチュアル団体「K」というものに所属していたそうですが、その団体でそういったことを促した事実はないと発言しているそうです。

つまり、今回の事件は容疑者の霊媒師への欲求が強くなりすぎたため起こってしまった事件なのでしょうか。

 

真相はわかりませんが、いずれにしても人をいい方向に導かないものというものは僕的には反対です。

霊的なものや信仰心で本当に人生を豊かにするのであれば、素晴らしいことだと思います。

もちろん信仰している方の中には「信仰しているから幸せなんだ」とおっしゃる方もおられることと思います。

 

ですが、それは本当に幸せなのかどうかはわかりません。

ただ、本人がそう思っているならそれでいいんだとも思います。

 

本人が幸せであるという事は素晴らしいことですが、幸せになるために誰かを殺めてしまい犯罪になってしまうようなことは決してあってはいけないことです。

 

記憶に新しい阿部首相の事件でも宗教が関係していることはご存じかと思います。

 

容疑者本人が直接関係していたわけではありませんが、大きく捉えると「宗教」というものが入ってきますよね。

 

本人だけが幸せになるだけの宗教ならいいと思うのですが、誰かを傷つけてしまうようなことだけはなくなってほしいと思う今日この頃です。