鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

「お客様は神様です」精神に蝕まれた人。この言葉の真意とは。

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明日は雨の予報です。

日曜日に雨ってのも嫌な感じ。

しかも明日は買い物に出かけようと思っていたのに。

 

そんな日に限って雨。

 

全く困ったものです。

 

買い物と言えば、店員さんに対して横柄な態度を取る人っていますよね。

www.fnn.jp

 

ノーマスクの男性が逆ギレして店員を殴ったと。

厚労省は屋外はノーマスクでもいいと発表しています。

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僕ももちろんノーマスクはいいと思います。

ただ、屋内かつ飲食店となると基本的にはした方がいいのかなと。

ましてや店側が「マスクの着用をお願いします。」といっているならばそこは着用すべきではないかと。

 

今回はマスクの着用、未着用に対して事件が起きてしまいましたが、普段ショッピングや食事をしている時なんかでも横柄な態度を取る人がいます。

 

個人的に思うことなのですが、「お客様は神様だ」という精神を持っているのではないかと。

 

「お客様は神様です」の真意

「お客様は神様です」という言葉は有名な演歌歌手である”三波春夫”さんが仰った言葉です。

しかし、三波春夫さんが言った「お客様は神様です」という言葉はそのままの意味ではありません。

これは三波春夫さんの公式サイトでもきちんと書かれています。

 

三波春夫」といえば、『お客様は神様です』というフレーズがすぐに思い浮かぶ方が少なくないようです。印象強くご記憶いただいていることを有難く存じます。
 ですが、このフレーズが真意とは違う意味に捉えられたり使われたりしていることが多くございますので、ここにちょっとお伝えさせて頂きます。

 

三波本人が生前にインタビューなどでこのフレーズの意味を尋ねられたとき、こう答えておりました。
 『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払ってまっさらな、澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。ですからお客様は絶対者、神様なのです』

 歌手として歌を歌う、「セリフ入り歌謡曲」や「長編歌謡浪曲」で歴史上の人物や物語を歌い語る、その折の三波春夫の心構えを表現した言葉であり、お客様に歓んでいただくことを歌手人生の第一義として追及して生きた、三波春夫らしい心情を表したものでした。

 

〜中略〜

 

三波にとっての「お客様」とは、聴衆・オーディエンスのことです。また、「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。何をされようが我慢して尽くしなさい」などと発想、発言したことはまったくありません。

 

「お客様は神様です」について

 

このように発言したご本人が「お客様は神様です」の真意を語っておられます。

 

 

「お客様は神様ではない」

この言葉を発したご本人が「お客様は神様です」という言葉の真意は

 

「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。何をされようが我慢して尽くしなさい」などと発想、発言したことはまったくありません。

 

と仰っています。

この真意を知らずに言葉の表面だけを見て、「客は神様なんだから、客のいうことは絶対だ」というような態度や言動をとる方が多いように感じます。

 

今回事件を起こした男性も心の中にこういった気持ちを持っていたのではないかと思います。

 

なぜこのような認識のズレが生じてしまうのでしょうか。

答えは”調べない”からだと思います。

僕の短い人生経験の中での話でしかないのですが、検索する、調べるということをしない人が多いです。

 

誰かが言っていた、誰かに聞いた、何かで見た

 

というような薄い知識のまま認識しているからこのようなズレが生じるのではと思っています。

現在はとても技術が進歩していますから、スマホで気になるワードなんかを「検索」すれば答えはすぐに出てきます。

(検索して表示された内容の真偽を確かめる必要はありますが…ここでは出てきた内容が真実であるという前提で話をします。)

 

ちょっと調べれば出てくる内容を調べもせず、薄い知識で簡単に発言してしまう。

そんな方が多いのではと。

 

そういう浅い知識のまま、それを信じてしまい頭のよくない人に対して「IQ低いよね」というような軽率な発言をしてしまうんだと思います。

もっと物事の本質というか真実というか、深層部分まで知ることがより人生を豊かにすると思っています。

 

間違った情報の認識のまま長い時間過ごしてしまうと、真実を知った時にその真実を受け入れられなくなってしまうということにもなりかねないと思います。

 

何事にも冷静に

少し話が逸れてしまいましたが、相手を罵倒するなんていう行為は愚行としか思えません。

ましてや暴力を振るうだなんて。

 

怒りは誰にでもある感情ですが、コントロールできるようになりたいものです。

 

 

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