鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉はもう古いのでしょうか

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どれだけ仲が良くても『超えてはいけない一線』というものがあると思っています

誰にだって触れられたくないことはあります

 

人と人との距離感というのはとても大切なものだと思っています

 

いくら親しい関係でも礼儀礼節というものは必要だと思います

 

今日Dさんという従業員が

「Aさんお金ちょーだーい」

と言いました

 

Aさんとは経理の方で会社のお金のやりくりをされています

Dさんは今年に入って復職した社長の息子です

 

Dさんは過去に働いていたのでAさんとDさんはよく知った関係と言えます

 

お金が必要な理由は「夜に取引先との会食があるためその経費」という理由なのですが

いくら社長の息子だとしても

「お金ちょうだい」なんていう言い方は個人的にはあり得ません

まるで子供がお母さんにお小遣いをおねだりしているような言い方でした

 

「僕は社長の息子だから何をしても許される」

もしかするとどこかでそう思っているのかもしれません

父親が経営する会社でのんびり机に向かっているだけでお給料がもらえる

僕はDさんがどれだけのお給料をもらっているのか知りませんが

会社で話している感じからするとそれなりにもらっているのかなと思います

 

ゆくゆくはDさんが継ぐことになるであろう会社なので好きにすればいいかと思います

 

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しかし

継ぐことが決定するまでは横柄な態度を取るのはどうなのかなと

継ぐ以前に(血縁のない)他の従業員の前でそういうものの言い方はすべきではないと思いました

 

自分は特別な存在だと思わせたいのかなんなのかわかりませんがいずれにしても頭の良くない人だなと思いました

 

現代では「個性を尊重しよう」というような流れがあると思います

そうだとすると

親しげに話すことはその人の“個性”ということになるのでしょうか

 

そうだとしたら最早「礼儀や礼節」という言葉は古いのかなと思いました

 

ただ何もかもを「その人の個性」として受け入れるのはちょっとどうなのかなという気持ちもあります

現代はどういう社会なのでしょう

何が正しくて何が間違っているのか

 

よくわからない時代だと感じた一日でした