左巻健男さんの著書は何冊か読ませていただきました
日常でよく聞く“あの話”って実際どうなの?
という内容に真っ向から答えをくれる一冊です
科学に関わらず現代人はリテラシーというものが薄いように感じます
真実を知っていないと余計なことに巻き込まれる可能性だってあります
ただその『真実』が本当の真実であるかどうかというの判断や見極めというのは極めて難しいと思います
真実を知ってもその真実を受け入れられない人もいますからなかなか難しいところではありますが
それでも真実を知るということを怠ってはいけないと思います
どちらかというと世の中に流れていることには一旦疑ってかかるようにしている僕です
ですがそれでも「ニセ科学」を信じていた内容のものもありました
本書はこの7つの章から構成されています
各章のテーマから皆さんが良く見たり聞いたりする内容に対して回答形式で書かれています
水素水だとかシリカというのは興味がないので名前しか知りませんでしたがあまり良い印象は持っていませんでした
その違和感の理由がはっきりと書かれていてとてもスッキリしました
最近あまり聞かなくなりましたがマイナスイオンというのも一時期とても流行りました
脳が10%しか使われてないというのは最近まで信じていました
ですが実際はそうではなかったと聞いた時には本当に驚きました
科学が進歩していくことでこれまで“常識”だとか“当たり前”だと思っていたことがどんどん覆されてきています
“覆されている”というのか実際は『不透明だった部分がはっきりした』という方が正しいのかもしれませんが
これまで誰かもわからない噂の噂が周り回って他人から聞いた話なんだけどみたいなもう根拠もへったくれもない話を信じて生きてきたことっていくつかあると思います
それって特別害がなければいいのかもしれませんが
と勘違いしながらビールを我慢して発泡酒ばかりを飲み続けていたら…
など体に悪影響を及ぼす真実を知らずに続けていたらとても不安になりますよね
そういった日常生活に潜むニセ科学を知るためにはとても素晴らしい本です
これまで自分が「正しい」「信じていた」ものが本当かどうかぜひ確認してみてください
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