バイアスに関することは何度かブログでも書きました
タイトルを見て面白そうだなと思い手に取った一冊です
中野信子著「バイアス社会」を生き延びる
自分自身気付いていないだけでバイアスを持っているということは理解しているつもりです
思い込みだったり偏見だったり人にはそれぞれ寄った見方や思考をすることがたくさんあります
それを踏まえた上でどう向き合っていくか
このバイアスジャングルでどう生存していくか
そういったことを教えてくれる指南書のような印象も受けました
著者の中野信子さんのお名前は何度も伺っていたのですがなかなか著書に出会う機会がなかったのですが書店に行った時にたまたま見つけて即買いしました
バイアスというものが何かをまず知ることが大切だと思います
世の中には結構真意を知らないままニュアンスだけで言葉を使っていたり
解釈が間違っていたりすることが多いので
“そもそも論”的にまずそれが何かということを知ることはとても重要だと思います
まず“それ”がなんなのかを知らなければ
どのように対処や対応、または改善や是正をすればいいかがわからず
間違った方向に進んでしまう可能性もあります
そうならないためにもまず真意を知るということは何に於いても大切です
それに1番大切なことは『自分』だということです
人生の主役は自分であり誰でもありません
仕事でのあなたの代わりはいくらでもいます
あなたにしかできない仕事なんてありません
どこにでも代わりはいますし
いつだってバトンを渡すことはできます
会社側もあなたがいなくなればその時は困るでしょう
ですが1ヶ月もすればあなたのことが頭に過ぎることなんてなくなるはずです
それぐらいあなたは特別な存在ではないということです
ただ人生にはあなたしかいません
あなたは誰にもなれませんが
相手もあなたになることはできません
常に『自分がどうか』という感覚は忘れてはいけないと思います
最近は聞かなくなりましたが
偏見を持っている人のことを
「色メガネをかけている」
なんていう言葉を聞きました
どこにでもバイアスというのは存在するものだと言いました
ネット社会が広がっている世界だからこそ尚更バイアスの色が濃くなる可能性もあるのかなと感じます
バイアスの濃度を薄めるには様々な物事の味方や様々な角度からの情報などを知る必要があります
色々な情報や知識を持つことがバイアスを希釈できる方法の一つなのかなと思います
年齢に関係なく情報や知識を得るというのはとてもいいことです
もし可能なのであれば少しでも若いうちに始めるのがいいことだと思います
本書に関しては年齢に関係なくお勧めしたい本ですが特に学生の方にぜひ読んでいただきたい一冊です
脳がまだ柔軟な間にバイアスとはこういうものだという知識を入れておくことで社会に出た時にとても役立つと思います
お子様がおられる方やお孫さん
知人や友人のお子さんなどがおられる方はぜひおすすめしていただきたい本だと思います
人生を豊かにするためにもとてもおすすめな一冊です
ぜひ
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