不登校YouTuberだったゆたぼんが高校受験に失敗したというニュースを見ました
どうやら内申点が足りなかったことが原因のようです
それに対して「内申点制度はもう古い」「内申点は重要だよ」と賛否両論の声が上がっているようです
なんとなくのイメージですが『内申点=生活態度』だと思っている方が多いような気がします
内申点とはどういう基準で評価されているのかということを知らない人の方が多いのではないのかなと思います
調べたところ内申点は以下の3つを基準に評価されているようです
- 知識・技能
- 思考・判断・表現
- 主体的に学習に取り組む態度
簡単に内容をご紹介したいと思います
1:知識・技能
授業で学んだ知識や技能を習得して問題に活用できているかどうか
数学や英語などで学ぶ公式や文法などを理解して活用できているかという部分です
2:思考・判断・表現
道筋を立てて考える力や情報を読み解く力
その知識や情報を自分なりの言葉で表現できるかどうかという部分です
3:主体的に学習に取り組む態度
これは言葉通り授業に対して学ぶ姿勢です
積極的に手をあげたり提出物の期限をきちんと守れているかという学ぶ意欲を見られる部分です
一番イメージが強いのは3の学習に取り組む態度ではないでしょうか
ですが定期テストの点数なども大きく左右されるということですのでただ”生活態度”だけで判断されているわけではありません
今回の件で話をしますと
ずっと不登校だったゆたぼんは定期テストをいくつか受けていないということもあるでしょう
つまりテストで点数を取れなかった(取っていなかった)ということになります
また内申点とは評定というのは先生が適当につけているのではなく
文部科学省の定める「学習指導要領」に基づいて決められているそうです
つまり国が定めた基準を元に学校が生徒一人一人を判断しているということだと思います
話を戻しまして
授業や定期テストを受けなかったということは生活態度以外にもゆたぼん本人の知識や技能、理解力、読解力、表現力といったものを見て判断する基準に満たしていなかったのではないかと思います
「一緒に受けた友達よりも僕の方が点数が倍以上だった」
と言っていますが受験時の点数が良かったとしても重要な”本人の能力”というものが判断できなかったからだと思います
そう考えるとやはり内申点というのはとても重要な”判断材料”と言えるのではないかと僕は思います
代ゼミの数学講師である荻野先生が言っていました
「学校で習った勉強なんて社会に出てなんの役にも立たない」
勉強できない僕が言えることではありませんが確かにそう思います
勉強ができるということはとても素晴らしいことです
僕も勉強しておけば良かったなって今になって思うことは多々あります
ただ特別な仕事を除いて仕事で複素数平面を使うなんていうことはありません
複素数平面を使うよりも人と人とのコミュニケーション能力の方がとても重要です
コミュニケーション能力が重要だということは
つまり表現する力が必要だということになると思います
自分を表現するということはコミュニケーションだけではありません
仕事でプレゼンする場合にだって「相手にうまく伝わるようにはどう表現すればいいか」と考えることにもなります
社会に出て仕事をする上で重要な判断材料の一つとして内申点というものが存在していると僕は思います
東大主席で卒業したけど
素行は悪い
誰のいうことも聞かない
自分勝手な行動ばかりする
こういう人は社会に出れば誰からも相手にされないと思います
4年生の大学まで卒業した方は大体23歳ぐらいになるでしょうか
人生100年時代と言われていますから100歳まで生きるとしましょう
65歳で定年になるとした場合
学校に行っていた23年間よりも社会に出て仕事をしていく方が人生としては長いわけです
そう考えると成長期である学生時代に内申点というものできっちりその人の能力というものを見極める必要があると思います
内申点なんて古い
確かにそうかもしれません
また違った方法があるかもしれません
ですが内申点は結構理に適った制度なんじゃないかななんて思います
それぞれ思うことがあると思うのでどっちの意見が良い悪いではないと思います
ただ内申点がある時代に生きているなら仕方ないんじゃないかなと
後出しで「時代遅れ」なんて言ってもどうしようもありません
そもそも内申点というものがあることは知っていたでしょうしね
いずれにしても現代で生きていくのであれば今の社会に合わせた生き方をしないと苦労するんじゃないかなと思います
と個人的な意見を書き綴ってみました
皆さんはいかがでしょうか