鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

仕事において過去を持ち出すことの難しさ

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どんな職場にも過去の話をする人がいます

過去の話をすることは悪いことではないと思います

『過去と比較して現在はどうか』

と考えることは大切なことでもあります

過去はこうだったけど今はこうなっているという変化を知ることは現場の把握とこの先のことを考えるためにもとても重要なことです

 

ですが中には「昔はこうだったのに今は…」と愚痴のように話す人がいます

これは正直良くないことかなと思います

 

もちろん「よかった」「悪かった」を知ることはとても大切ですがその時の状況と今の状況が全く同じとは言えないのなら比較すべきではないのではないかと思うわけです

 

例えば昔は1日100個はおまんじゅうを作れていたのに今は70個しか作れない

 

そこだけ見れば確かに1日にできる量は減っています

しかし当時の作り方と今の作り方が違うのであれば比較をすることは難しいのではないかと思います

 

その理由としては色々な要因が絡んでいることが考えられます

当時と同じ機械を使用しているなら老朽化という部分もありますし原料の入荷状況などもあるでしょう

人員が減ってしまったということもあるかもしれません

 

そうしたことを考えずに過去と比較して「昔の方が良かった」というようなことを言うのは軽率な発言ではないかと思います

 

昔はこうだった

今はこうだ

ではこれからどうする

 

ということを考える方が建設的ではないかなと思います

過去には戻れないですし未来を知ることもできません

であれば今をどうするか

『今ある状況でどうしたらまた100個作れるようになるか』

を考える方が前向きなんじゃないかなと思います

 

すぐに過去の話を持ち出す人は「今」に満足していないと感じているそうです

今に満足している人は過去のことは気にならないということなのでしょう

 

僕は過去がどうだったかということはほとんど気にしません

今がどうかが1番重要だと考えます

 

自分が生きているのは“今”です

 

昨日でも明日でもなく“今”ですから

 

今でしょ!」という言葉が話題になりましたが僕は今でもこの言葉が好きです

過去のことを知ることは大切ですが過ぎ去ってしまったことを振り返るよりも前を向く方が人生は上向きになりますし気持ちも明るくなるのではと思います