過去に会社の上司でダンスをされてい方がいるという記事を書きました
先日その方から音楽に関しての質問をされました
何やら聞いてみると
『小節』がわからないと
「1小節ってどういうこと?」と
僕自身音大や音楽の専門学校を出たわけではありませんし
独学(雰囲気だけ)で音楽を齧った程度ですが
幸いにも当時組んでいたメンバーの1人が専門学校を卒業していたのでほんの少しの知識は持っていました
そのほんの少しの知識で何とか説明したのですが
まさかこんなところで自分がやってきたことが役に立つなんて思ってもいませんでした
過去の記事で『ダンスをする人も音楽はよく聴いた方がいい』という内容の記事を書きました
少しだけ音楽の話をしたのですが
ダンスをされる方と僕のやってきた音楽とではリズムの取り方が違うということがわかりました
とても驚きでした
テンポは同じでもリズムの取り方が違うなんて全く想像もできませんでした
バンドもダンスも“音楽”という同じ軸を持つものですが音楽の捉え方が違うのはとても驚きでした
そんな感じで音楽という共通項をもとに色々と話をしていく中で
ソロダンスもペアダンスもされるそうなのですが
「ペアダンスの時にパートナーの方と息が合わない時がある」
という話題が出ました
その時に「ダンスをする曲は聞いているんですよね?」と質問をしたところ
何度も聞いていると言っていました
ダンスのために何度も音楽を聴くとは言っていたので「分解して聞いていますか?」と質問してみると曲を覚えるという意味で何度も繰り返し聴いているだけという感じでした
もちろん何度も繰り返し聞くことは大切なことです
ですがバンドもグループで演奏するものですからメンバーがそれぞれバラバラのことをしていてはリズム感が合わずにいいノリというものが出せません
そのため僕が教わったのは
- 歌メロディ
- ギター
- ベース
- ドラム
と一曲をそれぞれのパートごとに聴くということです
1周目は歌メロだけを聞いて
2週目はギターだけを聞くという具合です
キーボードやシンセ、バイオリンやサックスなど複数のパートがある場合はそのパートの数だけ聴くということです
そうすることで
- どのパートがどういう役割を果たしているか
- どのパートがどういう事をしているか
- どのパートがどういう効果をもたらしているか
- どういう曲構成がなされているのか
などが読み取れると教わりました
僕にはそもそも音楽理論知識がないためバラバラに聞いても「どうなっているのか」ということは説明できませんが
そう教わってから曲の雰囲気と言いますがその曲の印象が変わりました
その時に言われたのが
『この曲の「ここいいなぁ」とか「ここ好きだな」と感じる場所は大抵の場合“魔法”がかけられている』
この“魔法”というのは
例えば転調だったり
敢えて外れた音を使っていたり
リズムが変則的になっていたり
と何らかの効果がされているということです
そういう部分を意識して聴くとその曲がさらに好きになりより一層曲のことを理解したような気持ちになれます
ダンスでも同じことが言えるのではないかと思い「分解して聴いてみてはいかがでしょうか?」とお伝えしました
「確かにそう思う!」と言っていたので分解して聴く魅力というのは伝わったかと思います
(実際に聞いているかはまた別の話ですが)
少し話を戻しまして
まさか自分がしてきたことが全く興味のなかったジャンルや人と接点となり役に立つなんて思ってもいませんでした
僕は売れなかったただの元バンドマンですが
それでもその時得た知識や経験というのはずっと残りいつかは役に立つんだなと思うと
「好きなことだけ」に拘らず幅広い知識を持っていて損はないんじゃないかなと思いました
逆に全く興味のないものに少し触れることで
新しい興味や趣味を見つけることができるかもしれません
もしこのブログを読んでくださっている方の中に「趣味がない」「最近面白いことがない」と感じでいる方がおられましたら
全く興味のないジャンルまたは自分から一番遠いジャンルについて調べてみるというところから始めてみてはいかがでしょうか
もしかしたら
何か緒が見つかるかもしれません
そこから自分でも想像できなかった新しい自分に出会えるかもしれません