寒かったり暑かったりなかなか面倒な季節になってきました。
皆さん体調崩されていませんでしょうか。
うちの会社ではすでに上着を着ている人も出てきました。
暑い場合は脱げば済みますが、寒いのは薄着では対応できませんからね。我慢せずに一枚羽織るぐらいの方がいいかもしれませんね。
先日、とあるスーパーに行ったところ鮮魚コーナーに「パンガシウス」と書かれた魚の切り身が売られておりました。
なんとも聞き慣れないネーミングの魚で驚いたのですが、”ベトナム”と書いてある通り、洋風なネーミングだなと。
パンガシウスとは何者なのか
パンガシウスとはナマズの一種で「バサ」や「チャー」などと呼ばれることもあるそうですが、学名であるパンガシウスという名前が広がっているそうです。
背びれはとても前よりに付いているのが特徴です。
見た目は縦に長く三角形に近い形になります。英名では「Shark Catfish」と言いますが、これはサメを連想したものだそうです。
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もちろん食べてみました。食感は…
やはり魚釣りをする身としては珍しい魚とあれば一度食してみるしかないと思い、購入してみました。
一応パンガシウスはどんな料理にも合う淡白な味らしいです。
さらに画像でもわかると思いますが、骨がないのでとても食べやすい状態になっています。
ちょっと出来上がりの画像を撮り忘れたので説明のみにはなりますが、今回は『バター焼き』というスタイルでいただきました。
焼くと綺麗な白身になりふっくらとしています。
※画像はイメージです。
個人差がありますが、食感としての僕の感想は「サワラ」や「タラ」に近い感じがしました。
説明が難しいですが、身がツルッと取れるというか。
食感に関しては気になる点はありませんでしたが、少し水っぽい感じがしました。
これは淡水魚であるせいなのか、ナマズ感なのか、調理方法なのか、何が原因かはわかりませんが、少し水分が多いかなという感じがしました。
一人ひと切れということでふた切れ入りのものを購入したのですが、奥さんは一口食べた時点で全くダメだということで、結局僕がふた切れを食べることになりました。
僕は全然気にならず美味しいと思いましたが、人によっては好き嫌いが分かれるのかもしれません。
なぜパンガシウスが出回り出したのか
イオングループでは2014年2月に「イオン持続可能な調達原則」というグループ全体の調達方針を掲げています。
そのため、水産物に関しても天然水産物に対する『MSC認証』や養殖水産物の『ASC認証』を重視しています。
『MSC認証』は天然の水産物に対するもので、「海洋管理協議会(Marine Stewardship Council)」というロンドンに本部を置く世界的な非営利団体が定めた基準に則った漁業に与えられる認証です。
もう一方の『ASC認証』は簡単に言いますと、「MSC認証」の養殖版といった感じです。こちらは「水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council)」というオランダに本部がある国際組織の基準に則った養殖業に与えられる認証となっています。
MSC認証もASC認証も資源保護や環境に配慮した水産物であるということの証となるため、近年世界中の漁業や養殖業の関係者、流通関係者から高く評価されており、2つの認証を取得した水産物の数はどんどん増えているようです。
皆さんも”SDGs”という言葉を見たり聞いたりすることが多くなったと思います。
このSDGs認識や関心が深まるとともに、罪悪感を持たなくて済む「ギルト(罪悪感)フリー消費」や社会問題や環境問題を引き起こさない「エシカル(倫理的)消費」を好むようになってきました。
こういった経緯があり、MSC認証やASC認証のマークが付いている食材や食品に対して付加価値を感じる人が増加傾向にあるようです。
そんな時代の流れに沿うようにパンガシウスはASC認証を受けているものが多数あり、市場に大きく広がりつつあるようです。
時代の流れはどんどん進む
SDGsやバイオマスなど地球環境のことをもっと考えようという流れが強くなっている現代。
温暖化に、食品ロス、環境破壊など様々な問題を抱えた地球。
自然環境の汚染や資源の過剰利用の防止に加え、労働者や地域住民との誠実な関係構築。
地球を少しでも良い環境に、少しでも綺麗な環境に。
食品に関してももっと積極的に取り組んでいかなくてはならない。
という国の目的とパンガシウスがちょうどうまい具合に合致したのだと思います。
これからどんどんパンガシウスのような安価で美味しい魚が出回ってくる可能性もあります。
食品って好き嫌いがどうしても出てしまう部分ではあるので、合う合わないということが出てくると思いますが、物は試し。一度興味本位で食べてみてはいかがでしょうか。
冒険しても平気な金額だと思いますしね。
ただ、結局食べれないで捨ててしまうようなことになりかねないのであれば、遠慮した方がいいと思います(苦笑)
結局それは食品ロスに繋がってしまうので、食べ切るという自信のある方のみでお願いします(苦笑)
『鳥と魚と僕とポーク』を読んでいただいてありがとうございます!
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