皆さんいかがお過ごしでしょうか。
僕は読書の秋を満喫しております。
合間を見つけては少しづつ本を読み進めております。
今回は成田悠輔さんの『22世紀の民主主義』という本を読んでみました。
成田さんと言えばいつ頃か分かりませんが、イエール大学の天才助教授として急にYouTubeなどで見かけるようになりました。
メディアに出始めたのがいつ頃かはわからないのですが、なんとなく最近な気がしています。(知らないだけで以前から出ていたのかもしれませんが。)
そんな天才と称される成田さんの初の書籍が出たということで気になり読んでみました。
「言っちゃけいけないことは、たいてい正しい」
成田さんといえば、歯に衣着せぬ発言で話題になっています。
そのハッキリとした物言いの通り表紙に書いてある文言からして結構尖っているイメージです。
本書は成田さんが考える「未来の民主主義」というのがメインのテーマになっています。
大学の助教であり、研究者でもある成田さんの本書には「要約」というものがついています。
ここにも書いてあるように、学術論文には大体「要約」というものが付いており、成田さん自身もその要約が好きだそうで、この本にも要約を付けたそうです。
本書は4つの章から構成されています。
- 故障
- 闘争
- 逃走
- 構想
この4つの章の要約がはじめに書かれています。
要約ですから、この部分を読めばざっくり本編の内容がわかるようになっています。
この要約を読んだ上で、本編を読むと要約の書いてある内容の詳細がわかるようになっています。
この本のタイトルは
『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムなり、政治家はネコになる』
という非常に長いタイトルなのですが、この“選挙はアルゴリズム”と“政治家はネコになる”これだけでも意味がわからないと思いますが、さらに本編には
政治家はネコとゴキブリになる
という話まで出てきます。
この意味を解く鍵として
“無意識民主主義”
と言う言葉が本書ではよく使われています。
無意識民主主義とはどう言う意味なのか
どういった状態が無意識民主主義なのか
気になる方はぜひ読んでみてください。
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ちなみにですが、実は民主主義のことについて書かれた本でありながら、成田さんは政治にも、政治家にも、選挙にも興味はないそうです(笑)
ではなぜ、政治にも、政治家にも、選挙にも興味がない人が”民主主義”に関する本を書いたのでしょう。
それは最後まで読んでいただければ謎が解けるようになっています。
個人的にはちょっと難しい内容だったなと思います。
やはり天才が書く文章には付いていけないなぁと。
まだまだ勉強が足りないなと感じさせられた一冊でした(苦笑)
『鳥と魚と僕とポーク』を読んでいただいてありがとうございます!
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