特撮ヒーローといえば、幼少期のヒーローであり、将来なりたいものでもありました。
強く優しくとてもかっこいいスーパーマンのような存在。
そんな中でも仮面ライダーという存在は僕にとってとても大きな存在でした。
バッタのような見た目の人間がバイクに乗って疾走する。
しかもそのバイクは自走して助けにきてくれる。
毎日日曜日が楽しみで仕方がありませんでした。
どの仮面ライダーを見ていたかで世代がわかるという具合に仮面ライダーはとても長いシリーズ続いています。
皆さんはどの仮面ライダーを観て育ったでしょうか。
僕は仮面ライダーBLACKとBLACK RXの世代です。
変身ベルトも持ってました。
そんな僕の世代だった仮面ライダーBLACKがなんとAmazon primeで
『仮面ライダーBLACK SUN』
というタイトルでリブート*1されました。
〜あらすじ〜
時は2022年。国が人間と怪人の共存を掲げてから半世紀を得た、混沌の時代。
差別の撤廃を訴える若き人権活動家・和泉 葵は一人の男と出会う。
南光太郎ーーー彼こそは次期創世王の候補、「ブラックサン」と呼ばれる存在であった。
50年の歴史に隠された創世王と怪人の真実。
そして、幽閉されしもう一人の創世王候補ーーシャドームーン=秋月信彦。
彼らの出会いと再会は、やがて大きなうねりとなって人々を飲み込んでいく。
悪とは、何だ。
悪とは、誰だ。
とこういう内容になっています。
僕の時代の仮面ライダーは悪の組織と戦い地球の平和を守るという内容のものが大きなテーマとしてありました。
しかし、この仮面ライダーブラックサンは社会に渦巻く人間模様が大きなテーマとなっています。
仮面ライダー生誕50周年を記念して製作されたドラマです。
数ある仮面ライダーの中で、僕の世代である仮面ライダーBLACKを選んだというところが、とても人気のあるライダーだったんだなと思います。
今聞いてもあのOPは興奮します。
それにあの変身シーン。拳を強く握り”ギリギリギリ…”という音が本当にかっこいい。
僕は見ていませんでしたが、別の仮面ライダーにBLACKとRXが同時に登場して変身するシーンもあったようです。
原作者である石ノ森章太郎さんから「今後倉田てつをを越えるヒーローは現れないだろう」と言われるほど、仮面ライダーヒーローとして完璧な人物だったそうです。
そして仮面ライダーBLACKは原作者である石ノ森章太郎の原点に立ち返るつもりで『仮面ライダー0号』をイメージしたと語っています。
ここでいう、原点とは初代仮面ライダーではなく、石ノ森作品の原点としてという意味です。
オリジナルの仮面ライダーBLACKに関してはウィキペディアなどで検索していただければと思います。
また、全てかどうかはわかりませんが、東映特撮YouTubeで仮面ライダーBLACKがアップされていますので、「ブラックサン」を見る前に数話だけでも見てみてはいかがでしょうか。
ついつい一気見してしまう面白さ
全く無症状にも関わらず”濃厚接触者”になってしまったので、1週間の自宅待機処分になってしまったため、時間にゆとりができすぎてしまったので、昨日全話一気見してしまいました。
今もう本当に面白かったです。
全部で10話ですから、もし興味のある方はみてみてはいかがでしょうか。
アマゾンプライム会員ではないという方も、30日はお試し期間として無料期間がありますので、30日以内に10話を見て解約するという方法でもいいと思います。
新しい現代の仮面ライダーをぜひご覧ください。
下記には僕の個人的感想が書かれていますので、ネタバレなど嫌な方はここから先は読まずに実際に見ていただけたらと思います。
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僕の個人感想文
過去に制作された仮面ライダーBLACKのリブートとなっていますので、全体にとてもダークなストーリーになっています。
人間と怪人が共存している世界。
人間と怪人の壁。
その壁を壊そうとする人々。
なぜ怪人が存在するのか。
怪人とは敵なのか、それとも味方なのか。
こういったものをテーマに人間の闇の部分が描かれています。
ストーリーに関しては人によって感覚が違うこともあるかと思いますので、実際に観て感じていただく方がいいかと思います。
戦闘シーンは結構グロいシーンがありますので、苦手な方はちょっと厳しいシーンもあるかもしれません。
首を刎ねたり、腕を千切ったり、噛みちぎったりするなど、これまでの正義のヒーロー、正統派戦闘というものはありません。
倒れた相手の顔を蹴る、集団リンチをするなど結構ダークなシーンが多いです。
仮面ライダーBLACKやRXでは剣が出てきます。
このBLACK SUNでも剣は出てきますが、これでのようにベルトから出現するというのではなく、背中に巻き付けられてある自分の足のようなものを引きちぎってそれを剣にして使用します。
これがまた、痛そう。
出血がありますので、自分の足を武器にしている感が物凄くあります。
また、自分の足を千切っていますので、一度使ってしまうと生えてこないようです。
(作中で”ヘブン”と呼ばれる怪人の食料が出てくるのですが、これを食べれば生えてくる可能性はあるのかな。)
最終話ではあの、仮面ライダーの代名詞とも言える「ライダーキック」も披露します。
これも物凄くかっこよかった。
渾身のライダーキックといった感じで、本当に興奮しました。
そして何より、仮面ライダーと言えば
「変身っ!!!」
ですよね。
一番名シーンとも言える「変身シーン」ですが、初めて変身シーンが見られるのは第5話です。
実は第4話までは変身はしません。といっても、”仮面ライダーには”という感覚なんだと思います。
主人公南光太郎は怪人ですから、怪人に変身することはありますが、仮面ライダーに変身することはありませんでした。
あるきっかけが南光太郎を変身へと導きます。
この変身シーンは原作である「仮面ライダーBLACK」の倉田てつをさんの変身ポーズをベースに考えたものだそうです。
ブラックサンの変身シーンでも、あの拳を握るシーンは健在。
これは本当にテンションが上がりすぎて泣いてしまったほどです。
※実はこれ倉田さんのアドリブだそうです。
それを引き継いでいる西島さんがまたかっこいいんですよね。
そして最終話の10話のOP。
当時のOPを再現してるんです。これには本当に感動した。
OPテーマもあの当時の倉田さんが歌う仮面ライダーBLACKが使われているんです。
これはもう本当に涙が止まらなかった。
当時の子供の頃の記憶が蘇るというのと、あの頃からカッコいいと感じていた気持ちが重なって本当に感動しました。
全10話飽きずにずっと見ることができて本当に面白かったです。
もし、配信が終了されないのであれば定期的に見ると思います。
仮面ライダーBLACKを見ていた方にはわかると思いますが、仮面ライダーBLACKについているあの「胸のマーク」
初めはついていないのですが、あの胸のマークももちろん付きます。
あの胸のマークが付くシーンも本当に感動です。
これを書いている時点でもう一度見たくなるぐらい。
仮面ライダーBLACKを知らなくても、一つの作品として十分楽しめると思います。
むしろ、BLACKを知らない方はオリジナルのBLACKを見たくなるかもしれません。
興味のある方はぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
『鳥と魚と僕とポーク』を読んでいただいてありがとうございます!
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*1:リブートとはフィクション作品において、シリーズにおける関連性や連続性を捨てて、新たに一から作り直すこと