長年日本語を使ってきていますが、日本語って難しいなぁと改めて思わせられる出来事がありました。
会社に業務書類が配布されたのですが、ある1人が「業務に際して」の“際して“という部分に異議を唱えました。
「業務に際して」は文章的に変ではないか?
と言った話なのですが、全く違和感を感じなかったのですが、何が引っかかるのか。。
「際して」は簡単にいうと「〜にあたって」といった意味になります。
「業務を行った際」などという使われ方もしますから、“際して“という語感が気持ち悪かったのかもしれません。
「際して」は「際する」の連用形なので全くおかしな部分はないのですが、意味は知らずとも一度は耳にした事がありそうなんですけどね。
しかもその方は50歳を過ぎてますので、ある程度言葉は知ってそうだなと思ってたのですが。。
活用形は中学で習いますしね。
まぁさすがに学校で習った全ての事を覚えているはずもないので、アレなんですが。
何が言いたいかと言いますと、国語力って大切だなぁと。
大半の会社って資料、指示書、伝票などの書類がたくさんあると思います。文書に目を通すという行為が少なからずある中で正しい内容を理解しないまま仕事を進めるというのはあまりにも危険だと思う訳です。
企業での文書って結構難しい書き方をしているものがほとんどだと思うので、なおさら内容が理解できないときちんとした仕事ができていないという可能性もあるわけです。
そう考えると書かれている内容や意味だけでなく、使われている言葉の意味もきちんと理解しておかなければならないなぁ。と感じました。
社会人になって学び直すってなかなか難しい事ですが、その分本を読んだり新聞を読んだりと文章を読むクセというのを身につけたいなと思う今日この頃です。