暑くなったり寒くなったりと変化の激しい季節になりました。
服装は面倒になりますが、風邪など引かないようご注意ください。
風邪から新型コロナに感染ということも十分考えられますからね。
睡眠、食事、適度な運動を心がけて健康な体を維持することが大切です。
先日まで日中平均20度という気温でとても過ごしやすい環境でした。
20度とはいえ、車内では熱中症になる可能性もありますので注意が必要です。
子供が車内に置き去りが再び
昨年の7月、送迎バスに5歳の男の子が置き去りにされ熱中症になり亡くなった事件は記憶に新しいと思います。
そんな中、昨日大阪府にて乗用車内から意識不明の女の子が見つかり間もなく死亡が確認されたというニュースがありました。
女の子の父親は「保育所に送るために娘3人を車に乗せたが、女の子だけ預けるのを忘れて帰った」と説明しているそうです。
府警によると、女の子は姉妹の2人とは別の保育所に預けられる予定だったそうですが、そのまま車内に約9時間閉じ込められていた可能性があるそうです。
午後5時すぎに父親が同じ車で次女の保育所に迎えに行ったところ、保育士から「今日は来ていません」と言われ、車内を確認したところ後部座席のチャイルドシートで意識のない状態だったそうです。
子供がいない僕ですが、子供を車内に置き去りにするということはどうしても理解ができません。
しかも、行く時には3人の子供を車に乗せて保育園に向かう、2人の子供を降ろしたのであと1人残っている。
単純な引き算だと思うのですが、なぜ置き去りにしてしまったのでしょう。
それに車内で会話は一切なかったのでしょうか。
帰りなら父親と女の子の二人きりですし、何か会話があっても良さそうだと思うのですが。。
「大事な子供を忘れるはずがない」が危険
このようなニュースを見ると「子供を車内に置き去りにするなんてあり得ない」というコメントなどを見ることが多々ありますが、その考え方が危険だという声もあります。
車社会であるアメリカで興味深いデータがあります。
1995年から2002年までの間に車内熱中症死は171件あったそうです。
件数のうち「大人が車内に子供を置き去りにした」というケースが約73%。
その約73%のうち「子供の存在を忘れてしまった」ということが約54%もあったそうです。
私は、僕は大丈夫はあてにならないということが証明されたとも言える数字だと思います。
”思い込み”を捨てること
他人の事件だから、「子供を忘れるなんて信じられない…」と思えるかもしれませんが、いざ自分が同じ状況にあったらどうでしょう。
「私は絶対に大丈夫」
「僕に限ってそんなことするはずがない」
本当にそう思っているとすれば要注意です。
勘違いしていただきたくないのは
これは別にあの事件の園長や、今回の事件の男性を庇っているとか、「仕方ないよね」とか言っている訳ではありません。
誰にでも”思い込み”というものが発生することがあり得るということ。
つまり、『明日は我が身』ということを肝に銘じて行動することが大切です。ということが言いたい訳です。
勝手な思い込みや根拠のない自信はいい方に作用する場合もありますが、時にリスクになるということを理解しておくということが大切です。
最近ではバイアスという言葉を使われることが多くなりました。
バイアスとは、元々「斜め・偏り」と言った意味の言葉です。
それが、「偏見、思い込み」といったような意味合いで使われるようになりました。
このバイアスが何においても危険だということを理解しておくべきだと思います。
大人気であるひろゆきさんの著書「99%はバイアス」では一番最初に書かれています。
「私にはバイアスがないので、絶対にダマされません」
その思い込みが、すでにバイアスの中にいる。
思い込みが思考力を低下させ、疑問を持たなくなってしまい、あり得ないと思う行動をとってしまうと思います。
仕事によると思いますが、何か企画書や提案書、報告書など自分が作成した書類を提出するといったときに、完成した後に見直ししたりしているでしょうか。
あれだけ考えて時間を掛けて作った書類だからミスはない。
自信を持って提出したら
「あそこの部分文章が変だった」
「データの数値がおかしかった」
「誤字脱字があった」
なんていうことを経験したことはありませんでしょうか。
僕はあります。
僕の場合、そう言った時は決まって自信があっていいものができた時に、完成した書類を自分で最終チェックせずに提出した時に多かったです。
「自信があるものだから間違うはずがない」
という勝手な思い込みがミスを見過ごすということに繋がっているのではと。
「自分の子供のことを忘れるはずがない」
これも同じことで、「自分の子供のことを置き去りにするわけがない」という思い込みが一番危険だということ。
今回の大阪府の事件の男性もそう思っていたはずです。
家庭環境のことは語られていませんが、送り迎えをするぐらいですから悪い環境だったというよりは、いい環境だったように思います。
ですが、事件は起きてしまいました。
「すでに女の子を送った」と思い込んでいた可能性だってあります。
真相は分かりませんが、自宅に帰ってきた時も「誰も乗っていない」という思い込みだとも考えられるわけで。
全ては僕の考える可能性の話であり、想像、想定の域を超えませんがいずれにしても「思い込み」というものは時に危険なものだということを忘れないようにしておきたいと思います。
特に情報を発信しやすい世の中ですから、様々な思い込みで情報を発信する方もいるでしょう。
そんな偏った意見や発想に共感してしまい、間違った思い込みをしないようご注意ください。
今年も残すところ後48日です。
充実した日々を送れるよう願っております。
『鳥と魚と僕とポーク』を読んでいただいてありがとうございます!
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