東京オリンピックが開会されましたね。
様々な問題がある中で開会された今回のオリンピック。
その中でもまさかの前日に解任となってしまった小林賢太郎さんについてのお話。
「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」五輪開会式ディレクターの小林賢太郎氏、芸人時代にホロコーストを笑いのネタに（高橋浩祐） - 個人 - Yahoo!ニュース
ご存知かと思いますがこの様な内容のもの。
これは小林さんのアドリブらしいのですが、確かに別にこういう表現をしなくてもよかったんじゃないかなとは思います。
コバケンさんならもっと別の表現ができたと思いますし。
でも、あのコントは「ヤバい奴らがヤバいことをやろうとしてる」っていう内容のコントなので、ヤバさを伝えるにはあれぐらいのインパクトが必要だと思ったのかもしれません。
このコントが行われたのは今から23年前の1998年5月に発売されたVHS「ネタde笑辞典ライブ Vol.4」に収録されている。
1970年4月から1990年3月まで放映されていたNHKの人気教育番組「できるかな」という番組をパロディしたコントで、コバケンさんが「ノッポさん」に、相方の片桐仁さん(通称・ギリジン)が「ゴン太くん」に扮しているコントです。
上記の記事にも記載されていますが、コント内での会話の内容はこんな感じ。
ゴン太くん：来週、何やるか、決めちゃおうね。何やる？
ノッポさん：ああ、じゃあ、トダさんがさ、ほらプロデューサーの。「作って楽しいものも良いけど、遊んで学べるものも作れ」って言っただろ。そこで考えたんだけど、野球やろうと思うんだ。いままでだったらね、新聞紙を丸めたバット。ところが今回はここにバットっていう字を書くんだ。いままでだったら「ただ丸めた紙の球」。ここに球っていう字を書くの。そしてスタンドを埋め尽くす観衆。これは人の形に切った紙とかでいいと思うんだけど、ここに人って字を書くんだ。つまり文字で構成された野球場を作るっていうのはどうだろう？
ゴン太くん：いいんじゃない。ちょっとやってみようか。ちょうどこういう人の形に切った紙がいっぱいあるから。
ノッポさん：本当？ああ、あの「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」やろうって言った時のな。
ゴン太くん：そう、そう、そう、そう、そう。トダさん、怒ってたなあ。
ノッポさん：「放送できるかっ！」ってな。
といったやり取りがありました。
コントは約10分程だったようですが、この10分の中の一部だけを切り抜いてとても炎上しているようです。
色んな事が言われていますが、個人的にはものすごい今更感がすごいなぁと思っています。
もちろん発言自体は決して良いとは思いません。むしろ、良くない発言だなぁと思います。
ですが、もう23年も前のビデオに入っているコントの一部だけを切り抜いて「不適切だ！」「許される事ではない！」とか言ってるようですが、ちゃんとコントの内容を見て考えればわかると思いますが、コント(ネタ)であって実際に発言した訳ではありません。
コントの設定上でのキャラとして考えた結果、その時はあの発言が一番キャラにとって面白い発言になると思ったからだと思います。
いずれにしても軽く発言してはいけない事柄であった事には間違いありませんが、今更20年以上前の事を出してきて相応しくないなんて言うのはちょっと行き過ぎた話じゃないかと。
しかも、昨日の開会式ではコバケンさんの演出したものがそのまま使われているように感じました。
これは過去のコバケンさんの行ってきたコントや舞台の傾向からの判断にはなりますが、コバケンさんの発案であり、コバケンさん監修の元であるという事は明らかだと思います。
また別のニュースで見た内容ですが、コバケンさんが一人で演出した訳ではないため、開会式は通常通り行いますとの事でした。
なんともその曖昧な感じがどうも腑に落ちません。
開会式に関わっていた人物を解任させるのであれば、開会式の演出自体も変更すべきではないかと思うわけです。
なんかコバケンさんだけを解任し、責任を取らせた。と言う様な感じがしてどうもね。
全てにおいてコバケンさんが悪いよねっていう風には思えないんです。
そこまでしてオリンピックを開催する必要があったのかどうか。実際開催したはいいけど場外からは非難轟々だとか。
オリンピックというものは世界が一つになれるビッグイベントのはず。それが解任解任で進んでいくなんて。。。
なんかもう日本自体が心配になってしまう様な事が多すぎて悲しくなります。
問題があればほじくってまでアラを探すような行為って誰も得しないと思うんですけどね。
あのコントもちゃんと文脈を読んでいればわかる話だと思うんですけど。
僕が説明するよりももっと具体的にお話しされている方がいらっしゃいますので下記YouTubeを見ていただければと思います。
▶︎ひろゆきさんの発言
▶︎呂布カルマさんの発言
▶︎シバターさんの発言
