鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

「昔の学校の方が厳しかった」は大間違い。というとても興味深い話がありまして

年代や環境によって”厳しい”と感じる感覚というのは異なると思います

僕の通っていた学校では不良が多く悪さばかりしている人がたくさんいました

ですが隣の学校では不良はおらず真面目な生徒ばかり

こんな感じで同じ地域に住んでいても異なる環境が存在するのは至極当然なことだと思います

 

そういうことを踏まえた上で

昔と今の学校ではどちらが厳しかったか

厳しいと感じる要因としては

  1. 物理的に過酷な環境
  2. 心理的に過酷な環境

に分かれると言います

昔は1つめの『物理的に過酷な環境』で現代は2つめの『心理的に過酷な環境』だそうです

 

1つめの物理的に過酷な環境というのは

資源不足や設備が整っていないことを指します

確かに教室にエアコンなんてありませんでしたし暖房もありませんでした

ですがこんな物理的過酷な環境であってもみんなで協力し助け合って頑張ることができたとあります

 

2つめの心理的に過酷な環境ですが

物理的に恵まれた環境で快適な環境が整っている

そういった環境の中で厳しい環境を作ろうとすると子供を心理的に追い込むという方向に進みがちだと言います

 

現代の学校では勉強面や生活面の多くにノルマが課せられ

基準に達しない子供は「もっと頑張れ」と厳しく接することもあり得るそうです

 

そう言った精神的に追い込まれてしまうため昔とは違った厳しさが存在するということです

 

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ここからは僕が送ってきた学生生活経験を元に話をしていきますが

過酷な環境が2種類あるとするならば

僕の経験してきた学校生活は”両方を兼ね備えていました”となります

 

設備的に過酷な環境でしたし

できない場合は職員室に呼ばれ先生に叱責されることは日常茶飯事です

さらには風紀が乱れていると体罰なんていうこともありました

漫画みたいな話ですが実際に竹刀を持ってウロウロしていた体育教師もいました

 

いけないことをしたら殴られるということもありましたし

暴力は振るわないけど授業中に質問して答えられなかった場合

立たされるということもありました

 

つまり物理的にも心理的にも過酷な環境にいたわけです

 

『だから昔の方が厳しかっただろ?』

 

などということが言いたいわけではありません

今は今で先生自身も過酷な環境に立たされていると思います

どちらかというと僕の時代では

子供が何か悪さをしたり、いけないことをしたときに先生が注意しますが

それを学校から帰って親に話したとしても

「それはそうだろ。怒られて当然だ」

という”教師と同意見”という家庭がほとんどだったと思います

実際授業参観以外で誰かの親が学校に来たなんていう話は一度も聞いたことがありません

あなたのサイトのURL、そろそろスリムにしませんか?

 

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ただ今では生徒に何かあった場合

キツく言ってしまうとそれが親に伝わってしまうと学校に乗り込んでくる

所謂モンスターペアレンツという存在が待ち受けていたりします

 

そうなると先生としても言葉を選ばなくてはいけません

ですが児童の成績が良くなければ「先生の教え方が悪い」などと言われてしまうという話を聞いたことがあります

など色々なことを考えるとみんなが過酷な環境にいるんじゃないかなと思います

 

生徒だけでなく先生も

 

生徒に少しキツく言ってしまうと不登校になり

親から連絡があるし学校側からも責められる

誰もが得しない社会になってきている気がしますね

 

そう考えると

昔は無茶苦茶な時代でしたが逆にみんなが無茶苦茶していたから変なバランスが取れていたのかもしれません

学校の設備が整っていないというのは先生も同じ条件ですからね

(「職員室だけ扇風機とストーブがあってずるいな」という記憶はあります)

 

結局いつの時代も学校の問題や課題というのは消えないのではないでしょうか

 

 

海外で話題になった先生と生徒の動画をご紹介したいと思います

 

日本でもこういう環境が整ったとしたら

居心地が悪いだとか不登校といった問題が少しは減るのではないでしょうか

 

そう考えると日本人はもう少し

『人と人との接し方』を大切にした方がいいのかもしれませんね