鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

選択的夫婦別姓について思うこと

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「選択的夫婦別姓

以前より色々と話題になっております

今日はある動画を見て思ったことを書いてみたいと思います

 

つい先日結婚式に参加してきたばかりなので少し関連のあるというか僕にとってはホットな話題というか

結婚するとなると現時点では女性が姓を変える方が圧倒的に多いかと思いますので女性の意見が大半だと思います

僕の家庭では奥さんが姓を変更しました

ただ奥さんは「旧姓が気に入っているのでできることなら旧姓がいい」といっているので”どちらかというと”夫婦別姓賛成派です

 

このことから僕に直接関与しない感じになってしまっているので

僕個人としては夫婦別姓に対しては中立派と言った感じでしょうか

 

ただある動画に出てきた課題の中に

『生まれてきた子供の氏はどっちの名前にするんだ』

というものがありまして

これを見た時に「確かにそうだ」と思いました

もちろん「結婚=出産」ではありませんし

生涯子供はいらないという家庭もあるでしょう

ただ気持ちの変化というのはいつ起こるかわからないものです

 

その時は子供は作らないと決めていた夫婦でも急にあるきっかけで「やっぱり子供が欲しい」と感じた時にどちらの姓を受け継ぐのかなどなど

しっかりと考えておく必要があるなと感じました

 

例えば

夫婦別姓を選択した夫婦に子供が生まれました

その時は夫の姓でいこうと決めました

しかし育児などしていく中で夫婦間での距離や価値観にズレが生じ

離婚という選択をせざるを得なくなったとします

 

離婚の理由は「夫のDV」

結婚する前はとてもいい彼氏、夫だったのに子供ができたことで様々なストレスが増えDVをするような人間に変貌してしまいました

妻や子供のことを考えるとこれ以上一緒に生活することはできません

 

このようなこことで離婚を決断しました

この場合

夫の姓を名乗っている子供の親権を妻が得ることはできるのでしょうか

もちろん別姓であるだけで夫婦という関係であり

子供との血縁関係は証明されているものですし

この場合離婚の理由が夫のDVということですから妻に親権を得ることはできると思います

 

そうなると子供は妻の姓に戸籍を変更することになります

 

 

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あくまでも上記は”例え話”ですが

100%起こらない話というわけでもないと思います

そうなった時に子供は良い迷惑だなと思ったりしてしまいます

 

 

そしてもう一つは

”コスト”の問題です

夫婦別姓ができるようになることで様々なコストが上がると言われています

一番身近なところで行くと

市役所などを含む事務処理的な部分でしょうか

「この二人は夫婦ですよ」

「この関係は親子ですよ」

というような紐付けというか関連付け的な作業が莫大に増えてしまい

処理することがかなり大変になるだろうということです

具体的にどういうことが大変になるのかというのは難しいところなのですが

 

もしこのようなことを解決するために無知である僕の小さい脳みそで考えると

『ヒトにICチップなどを埋め込んで認識番号などの情報を書き込む』

というようなことをしないと事務処理的なコストは爆上がりしてしまうのではないでしょうか

LOLIPOP

 

今回は事務処理を抽出して書きましたが

他にも色々な問題や不具合、整合性、メリットデメリットのバランスなど

考えることはたくさんあると思います

 

選択的夫婦別姓は1990年頃から議題にされているものです

約35年経った今でもまだ法案は可決するどころか議論は平行線のままということを考えると

法を変えて国全体を巻き込んで実現するにはまだ材料が少ないということになるのかなと思いました

何より夫婦別姓を望んでいる人の絶対数がまだ足りないということだと思います

これは強く不便だと感じている人が多くないということでもあります

また中には「同姓になることで家族としての一体感が生まれる」と感じている人もいるのでないでしょうか

 

中には

「改姓による不都合、不便が多い」

という発端になった問題から

アイデンティティが喪失される」

という問題が問題が移行している話も聞きます

 

 

最後に

僕自身は選択的夫婦別姓に反対の立場ではありません

”選択的”ですから「夫婦別姓にしましょう」と強要するものではなく

夫婦別姓も選べますよ」

という話なので別に良いんじゃないかなと思う気持ちももちろんありますし

時代は変化していくものなので時代にあった国の変化、進化というのも視野に入れたほうがいいのかなとも思います

 

きっとこれからも議論されていくであろう選択的夫婦別姓問題

今後どういう方向に進んでいくのかが気になるところです