先日のこと
現場で使うホイストクレーンのロープが少しズレているから見に来て欲しいと連絡がありました
※ホイストクレーンとはこういうやつです
実際に見に行くと確かに左右のバランスが少しズレていました
現場の方がゾロゾロと集まってきて
「右と左がズレてる」
「本当なら均等にレールに巻いてないとダメだ」
「この状態で物を吊ると傾く」
などなど集まってきた人が口々に意見を言ってきました
実は先月以前使っていたホイストロープが古くなってきたので新品のロープに交換したばかりで
“交換した際にロープのバランスが上手く取れていなかった”
というのが原因だと思いました
そこで僕は
「危ないので巻き直ししてもらいましょうか」
と伝えると
「いや別にこのままでも問題なく使えると思うからしなくてもいい」
という答えが返ってきました
ここで思ったのは
「じゃあなぜ言ってきたんだ」
ということです
『ただ現状を知って欲しかった』
そんなことでもし話をしたのだとしたら本当に時間の無駄だなと思います
(今回のケースがそれに当たるのですが)
なぜかこういう人が多く存在します
何がしたいのか本当にわかりません
特に今の職場にはそういった
『どうして欲しいのかを言わない人』
が大半です
「あの機械調子が悪くて。でも使えないわけじゃないんだけど」
とだけ言ってきて
「修理依頼しますか?」
と聞くと
「うーん、そこまでじゃないかな。。」
だとか
「あの機械のパーツのネジが折れてしまいました」
とだけ言ってきたり
だから「どうして欲しいのか言えよ」と思うことが多いです
こちらとしても少しでも歩み寄ろうと思い
「どうすればいいですか?」
と聞くと
「いや…」だとか「どうしよう」だとか
人によっては「いやそれはそっちで考えてくれ」といって少しキレてくる人もいたりします
もしかしたら向こうからすれば
「いやそれで察せよ」
ということなのかもしれませんが
そもそも自分の頭の中あることは相手の頭にもあると思うこと自体が間違っていると思います
今の会社に来て他人に決めてもらわないと何もできない人って意外といるんだなと感じています
誰かに決めてもらわなければ何もできないのか
何かあった時に自分の責任にされたくないのか
それはわかりません
でもこういう人ってその人独自のルールというか理屈みたいなものがあって
謎に理論派ぶる傾向が強かったりするので
それはそれでまた厄介なのですが
とにかく
過去にトラウマになるほどの何かがあったとしか思えないほど強固な他責思考の持ち主だったりします
できるだけそういう人とは関わらないようにしたいなと思ってはいるのですが
現実問題そういうわけにもいかず
一つ思うことは
こういう人はもう変わらないと思います
年を重ねれば重ねるほど人の思考って固まっていくものですから
こちらが『変わるきっかけ』を作ることはできるかもしれませんが
結局のところ変わるかどうかはその人の意志によるものが大きく影響します
自分のこと
相手のこと
お互いの関係のこと
などなど色々なことを鑑みると
『そっとしておくのが一番』
が最良の選択なのかもしれませんね