何が問題が生じた時
自分以外に責任の所在があるとする“他責思考”
責任は自分に所在があるとする“自責思考”
どちらにもメリット、デメリットは存在しますから優劣というのはつけにくいジャンルです
ただ切り替えスイッチを持っている人限定の話ですが
意外とこの”切り替えスイッチ”を持たない人が多いです
いずれかしか持っていない人が多いとも言えます
他責思考の人は常に他責思考で
- 自分の非は認めない
- 自分は言われた通りにやっただけ
- 自分が失敗したのは誰かのせい
などなど
自責思考の人は自責思考で
- 自分のせいでこうなってしまった
- 自分があんな風に言ったからだ
- 自分が失敗したからプロジェクトがダメになった
などなど
これは一例に過ぎませんが
どちらか一方で極端な人が多いように思います
他責思考の人は周りから嫌われてしまう可能性が高いですし
自責思考の人はメンタルが潰れてしまう可能性が高いです
誰しも最初は両方の端子を持っているのだと思います
それが成長していく過程でどちらかの端子にしか電流が流れなくなってしまっているのだと思います
一つ思うのは他責思考よりも自責思考の方がいいと思います
他責思考の方が敵を作りやすいと言いますか
相手と対立してしまいやすいです
それに対して自責思考は常に自分にベクトルが向いていますから他人を攻撃するということは少ないです
いくら慰せたりしてもいつまでも自分ばかり責めるので関わるのが面倒だというパターンはあるかも知れませんが
それでも対立するということにはなりにくいと思います
実際に統計があって
他責思考は何%で自責思考は何%というのはわからないのですが
少なくとも一定数はいると思われます
優秀な人は両方の端子を持っていてうまくスイッチを切り替えているように思います
ただメインスイッチは自責思考にあり
「これは明らかに自分の要因ではない、またこれを自分のミスだと受け入れてしまったら自分が不利になってしまう」
などといった場合のみ他責思考に切り替えるのだと思います
相手をコントロールすることができたとすれば他人のせいにする方が楽なのかも知れません
自分の言うことは聞いてもらえると言うことですから
自分が悪くないと言う主張をすれば自分は怒られずに済みますし
自分の意見は通りやすく相手を陥れることも可能
こう考えるとかなり計算高く策士でないと他責思考は使いこなせないのではないかと思います
ただそこまで考えて使っている人がどれほどいるか
大体は「自分は悪くない」というこの一点のみで勝負しているような気がします
先ほども言いましたようにきっと本当に優秀な人は他責思考にはならないと思いますから
みんな自分のことばかり考えている人が多いから
ほんの少しの思いやりを持つだけで社会は生きやすくなると思うんですけどね