小中高では今やタブレットは授業の必需品となっているそうですね
そんな中で高校は義務教育ではないためこういったものの費用は全て自己負担になります
制服代、体操服代、教科書代、PTA会費、交通費(定期代)などなど
学校に行くのはタダではありません
そう思うと親には本当に感謝しかありません
と親に感謝しつつ本題へ
当然僕の学生時代にはなかったタブレット端末
授業でどのように使うのかはわかりませんがタブレットがあれば何かと便利だということはわかります
これまでは学校側が支給していたようですが
その流れが変わりつつあるようです
授業で必須のタブレットが制服や教科書代同様に自己負担になるそうです
そうなるとこれまでは『学校側から支給されていた』ということになるのでしょうが
それがなぜ急に自己負担になったのでしょうか
どうやら“ゆくゆくは自己負担”にするつもりだったようです
導入時には国費を利用したようですがゆくゆくは個人が所有する端末を学校に持ち込んで使用する「BYOD(Bring Your Own Device)」方式を採用する予定だった自治体もあり
中にはすでに自己負担へと移行していっている自治体も出てきていることから今回のような声が上がっているようです
自己負担への以降の理由として 群馬県教委の方がこう話していました
『自分の好きな端末を利用して愛着が生まれることも期待して、というのがBYOD方式を選択した大きな理由です』
個人的には少し苦しい理由ではないかなと感じます
それなら導入時からそのスタンスで行くべきだったのでは
家庭環境的に厳しい家庭には学校側から貸し出すという形でいけばよかったんじゃないかなと
後出しでこういう風な形に持っていくのはどうも
確か学校でタブレットの導入が始まったのは文部省の“GIGAスクール構想”辺りの2019年頃だったと思います
今こういう話が出ているということは2019年から2023年までは“学校側から支給”されていたということになり
その間に卒業した家庭はラッキーだった
ということになります
来年から高校生になるお子さんがいる家庭はアンラッキーな家庭ということに
そんな不公平なことはいつの時代も起こることかもしれませんが
ただ気がかりなことは
いじめ問題と高校への進学率への影響です
今回の件で
「そんなにお金がかかるなら高校にいかせられないかも」
という悲鳴も上がっているそうです
というのもこのタブレット中古品ではいけないという地域もあるようで
香川の県立高校では原則として指定の機種(グーグル・クロームブック)を新品で購入する必要がありすでに持っている端末を使うことができないそうです
最新である必要があるのかなと思う部分もありますし機種を指定するというのも少し厳しすぎるのではないかなと思います
これからの教育がそんな体制で大丈夫なのかなと不安になってしまいます
3人のお子さんがいる家庭で1台10万円するタブレットを子供に持たせるとした場合
それだけで30万円が必要になります
このタブレットの契約はWi-Fiモデルでいいのかそれともセルラーモデルが必要なのかで大きく変わりますが
学校内にWi-Fiがあるとしても通信費はとても高くなることでしょう
そう考えるとセルラーモデルを推奨することになりそうです
もしそうだとするなら
毎月に通信費が掛かります
最近では小学生でもスマホを持っていることが増えています
スマホの通信費にタブレットの通信費が加算されることになります
しかもスマホは個人用ですから「毎月⚪︎ギガまで!」と決めることができますが
授業で使うタブレットを制限するのはあまりおすすめできないと思われます
もしギガ制限を掛けて月末付近で“低速モード”なんかになった場合授業に支障をきたす可能性がでてきてしまいます
そう考えると使い放題プランになるのかなと
今ではスマホとセット割りのようなものもあるのである程度安く持つことができるかもしれませんがそれでも毎月の通信費は大きいです
お子さんが3人おられる5人家族の場合
5人分の通信費に3人分の通信費が加算されますから
とにかくこれはご家庭によっては「高校だけは出ておいた方が良い」と安易に言える環境ではなくなるかもしれません
少子高齢化が進み日本の未来を支える子供達への体制がこれではちょっと
日本の将来を考えているとはあまり思えません
とはいっても学校もビジネスであり収益を考える必要があります
しかしさらに格差を生むようなことをするのはぜひ考え直してほしいなと思います
「学歴なんて社会にでたら〜」なんて話も聞きますが本当に偏見なしで見てくれる企業がどれだけ存在するでしょうか
なりたい職業の中には大卒チケットが必要な職業がまだまだたくさんあります
これからの日本経済を支えていく盛り返していくために必要な若者たちに負担を増やすようなことはあまり得策だとは思えません
今後教育がどうなっていくのか気になるところです