3人組ロックバンド「Hi-STANDARD(ハイスタンダード)」通称『ハイスタ』のドラム、恒岡章さんが14日に亡くなったことが、公式サイトにて発表されました。
Hi-STANDARDというバンドは僕の人生を大きく変えてくれたバンドでした。
以前のブログでも書きましたが、父親が音楽好きだったので幼少期から色々と音楽を聴いていました。
それまでは父親が聴いていたビートルズだったり、友達が好きだったMr.ChildrenやB'z、シャ乱Q、スピッツ、サザンなどなど邦楽を聴いていました。
中学二年生のある時に先輩が家に遊びに来まして、その先輩がたまたま家に置いて帰ったCDがあり、それがHi-STANDARDの『Last of Sunnyday』。
それがハイスタとの出会いでした。
聴いた時の衝撃は今でもはっきり覚えています。
ハイスタは歌詞は全て英語なので、普通の洋楽だと思って聴いていました。
CDをかけながら歌詞カードを見ようとジャケットを見ると、そこに写っていたのは何と日本人。
今まで日本人が英語の歌を歌うという概念がありませんでしたから、それは本当に衝撃でした。
さらに3ピースのベースボーカルというスタイルにも驚きでした。
ギターボーカルというのは知っていたのですが、ベースでボーカルを務めるというのは僕の中で例がなかったので本当に驚きました。
そこから一気に引き込まれて曲を聴いていると、曲の構成が今までに聴いたことのない構成にも驚きました。
「一曲の中でこんなにもテンポが変わるのか!なんてスゴイ!面白い!」
それからハイスタにハマりました。
ハイスタはCDショップのジャンルのコーナーで言うと“メロコア(メロディックハードコア)”と呼ばれるジャンルに属していました。
そこからメロコアというジャンルを聴き漁るようになりました。
名前を挙げればキリがありません。
そこから派生したりして、様々な音楽を聴きましたがハイスタを超える衝撃のバンドは僕の中では現れませんでした。
それから僕も3ピースのメロコアバンドがやりたいと思うようになり友人が持っていたベースを借りて毎日毎日練習していました。
バンドを組んでいつかハイスタと一緒にライブがしたい。
そんな夢を抱いてバンドを始めました。
歳が経ち2000年。
ベースボーカルの難波さんが脱退したというニュースを見ました。
僕の憧れであった難波さんが脱退ということで本当にショックでした。
一度もハイスタを生で見ることができなかったことが何より悲しくて本当に残念でした。
メインボーカルである難波さんがだった脱退したことで、解散とは公表していませんでしたが事実上解散だと思われていました。
ですが、それから2011年にメンバー3人が同時にTwitterで「9.18 ハイスタンダード AIR JAM 届け!」というツイートがされハイスタの復活とハイスタが主催していたフェスのAIR JAMが開催されることになりました。
約11年の沈黙を破りハイスタが復活するということが告げられました。
僕の人生を変えたバンドがもしかしたら見れるかもしれない。
そんな希望をもう一度持たせてくれた瞬間でした。
そして2017年に18年ぶりのニューアルバムがリリースされることになり、リリースツアーも開催されることになりました。
これは絶対に観にいくしかない。
そう思い、大阪でのライブチケットを予約し念願のハイスタを生でみることができました。
それから少しづつではありますが、ライブを行っていたようですが2019年以降はソロ活動のみでハイスタでの活動は行っていなかったようです。
長くなってしまいましたが、それだけ大好きで敬愛していたバンドのドラムが亡くなってしまったということは本当に悲しいことです。
僕の人生を変えたバンドがもう見ることができないと思うと本当に悲しいです。
もちろん今でも僕の中にはハイスタの存在があり、これからもずっと残り続けます。
ハイスタが今後新しいメンバーを迎えて活動を継続するのかはわかりません。
もし新メンバーが加わって活動を再開するとしても僕はこれからもハイスタを応援し続けます。
僕の人生を形成してくれた敬愛するバンド「Hi-STANDARD」
そのHi-STANDARDのリズムを支えてきたドラムのツネさん。
素晴らしい音楽を本当にありがとうございました。
恒岡章さんのご冥福をお祈りします。