鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

男性の育児休暇。”育児”について子供のいない僕が考えてみた。

寒かったり暑かったり大変な季節にいいように振り回されている僕です。

 

皆様、体調崩されていませんでしょうか。

僕は昨日念の為にと早くも毛布を出してもらいました。(出してもらったというよりは、奥さんが僕に配慮して出してくれました。)

 

昨晩は使うことはなかったのですが、これから朝晩と日中の寒暖差が広くなる可能性もありますし、寝ている間に風邪を引くなんて事にはなりたくありませんから、毛布を出してくれた奥さんにはホントに感謝です。

 

この場を借りて、奥さんありがとうございます。

 

すみません。話が逸れてしまいました。

 

 

今日は男性の育児について少し考えてみました。

先日ヤフーニュースで見つけた記事を参考に考えてみたいと思います。

 

news.yahoo.co.jp

 

まず初めに僕には子供がいないという事が前提となるため、「実際の育児の大変さ」というものは完璧に理解し得ることができないことをご理解いただきたいと思います。

また、実際に「子供がいないから大変さや気持ちなんてわかるわけない」という意見ももちろんわかっているつもりです。

 

ですが、今後自分にももしかしたら”子供”という存在に恵まれるかもしれません。

そういった時にどう行動するか。という事も自分なりに考えたいと思い机に向かった次第です。

 

今思う感情のままをノンストップで書いておりますので誤字脱字による乱文であるという事と、長文になる可能性がありますのでご理解の上、読んでいただければと思います。

 

 

僕の家は「家事育児は女性の仕事」

僕が小学生の頃から両親は共働きでした。

遅い時には22時ぐらいまで家には僕一人だけ。という状況は少なくありませんでした。

 

いつ帰ってくるかわからない状況で、不安になりおばあちゃんの家に電話したりなどして寂しさを紛らわせていました。

 

それ以前の記憶というものはほぼないので、「学校に通い始めるまで」の育児というものは全くわかりません。

 

想像の話にはなってしまいますが、きっとうちの家では男性(つまり父)は育児に参加していなかったと思っています。

というのも、時代が時代という事もありますから、育児は女性がするものだという固定概念がまだまだ一般的な時代だったと思います。

 

さらに僕の父は所謂、古いタイプの人間なので育児というものに参加したことは考えにくいなぁと思っております。

 

僕が小学生の時でも休みの日は、昼過ぎまで寝て起きてきたらパジャマのまま新聞を読みながらコーヒーを飲む。もちろん、コーヒーは母が淹れます。

母も仕事をしていましたから、土日に平日にたまった洗濯や掃除などといった家事をしていました。

その間も、父はテレビを見ているか新聞を読んでいるか、本を読んでいるか。

と”家事”というものには参加しないタイプでした。

 

何度か父と遊んだ記憶は数回ほどありますが、家事をしていたという記憶は一つもありません。

そう考えると育児も参加、協力していたとは考えにくいなぁと感じております。

 

そんな家庭環境で育った僕です。

 

逆にそんな環境が僕を変えた

 

そんな家庭環境を見てきたからこそ、僕は男性も育児をすべきだと思っています。

やっぱり家で母が掃除や洗濯でバタバタしているにも関わらず、コーヒーを飲みながら新聞を読んでいる父という構図はおかしいと感じていました。

 

そういう時代だった。という言葉で片付けるしか今はありませんが、現代は違います。

時代は変わりゆくものですから、『男性は外で~』的な発想はもう古いと思っています。

 

男性も積極的に育児に向き合うことで、子供とのコミュニケーションを取ることにも繋がりますし、子供のちょっとした表情を読み取ることができたり、抱えている不安なんかも気づきやすくなったりするのではないかと思います。

 

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気がかりなことは社会の風潮

厚労省が発表した2021年度の雇用均等基本調査によると、男性の育児休暇取得率は9年間連続で上昇しており、過去最高の13.97%となりました。

政府の目標である『2025年までに男性の育児取得率30%』にはまだ倍近い差があります。

 

約14%という低い育児休暇取得率とは裏腹に、実は日本は世界一育児休暇を長く取れる国なんです。

 

その理由を少しだけご説明します。

 

日本は一番育休期間が長くとれる国

日本では、法律上の親子関係が認められる場合、子供が1歳になるまでの1年間、育児休暇を取ることができます。

その期間、会社員で社会保険に加入している場合は、育児休業給付金が支給されます。

気になる金額ですが、休業6ヶ月までは賃金月額の67%。6ヶ月以降は50%が支払われます。

 

この賃金月額の上限は44万9700円となっており、育児給付金の上限は30万1299円(6ヶ月以降は22万4850円)となります。

 

また、2010年には「パパ・ママ育休プラス*1」という制度が生まれ以下の条件を満たした場合、育児期間を最大2か月延長することができます。

 

  1. 子供が1歳になるまでに配偶者が育児休業を取得していること
  2. 本人の育児休業開始予定日が、子供が1歳になる誕生日以前であること
  3. 本人の育児休暇開始予定日は、配偶者の育児休業の初日以降であること

 

また、子供の一人当たりの育児休暇は原則一回のみですが、以下の条件を満たして父親が育児休暇を取得した場合、特別な事情がなくても、再度育児休暇が取得できる「パパ休暇」という制度もあります。

  1. 子供の出生後8週間以内に育児休業を”取得”していること
  2. 子供の出生後8週間以内に育児休業を”終了”していること

さらに、子供が認可保育園に入園できなかった場合や、子供を養育する予定だった人が病気やケガなど様々な理由で養育できなくなってしまった場合は、半年ごと最大2年まで育児休業期間を延長することができます。

 

 

と、日本にはこれだけ手厚い制度が整っています。

条件はありますが、これだけ長く育児休暇を取ることができるという国は他国にはないようです。

 

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だが実際の日本はどうか

少子高齢化という事もありますし、育児休暇に対して力を入れている国日本であることは間違いありません。

経済が低迷している状況ですし、新型コロナというまだ未終息のウイルスにも悩まされている中ですが、それでも育児に力を入れているという部分では頑張っているんじゃないかなと個人的には思っています。

 

育児休暇取得しやすい企業というもの随分増えてきているようですが、それはやはり大企業ばかり。

中小企業ではなかなか簡単に育児休暇を取ることに良い顔してもらえないのではと思っています。

 

取りやすい社会を作るという事がまず一番ではないかなというのが一点あります。

 

「育児休暇取りたいんですけど…」

「そうか!わかった!!」

 

と言ってくれる企業の方がまだマイノリティというか。

 

「え、この忙しい時期に?」

「売り上げが悪いっていうのに?」

「誰が代わりの仕事をするの?」

「いつまで取るの?仕事の状況考えて取ってね」

 

など、二つ返事で答えてくれる企業ってまだまだ少ない気がします。

ちゃんとした国の制度があるとは言え、それを盾に話をしてしまうと次は会社での居心地が悪くなってしまうという可能性があります。

 

全ての業種がとか、全ての会社がとは言いませんが、日本って「全員の輪を乱すな」という風潮があるように感じます。

”郷に従え”的な考えの人がとても多いので、まず取りやすい空気感を作っていく事が大事かなと。

 

きっと僕の勤めている会社だと、育児休暇を取ることは可能だと思いますが、間違いなくいい顔はされませんし、取れても3日。長くても1週間というところでしょうか。

 

そういう雰囲気がとても色濃く残り、その雰囲気が消える気配はありません。

 

声を大にして言いたいのは、あくまでも僕のイメージということと、会社の空気感という話という事です。

残念なことに僕の会社では子供はおろか、結婚している人の方が少ないという会社ですのでどうしてもそういう空気になるのは仕方がないかもしれませんが。

 

また、育児休暇を取る人が、それなりに責任のあるポジションに居た場合、代わりにできる人が少ない、またはいないという状況になる可能性があるということ。

せっかく育児休暇を取ったとしても電話が掛かってきて「〇〇さんから電話があって~どうしたらいいですか?」なんていう電話がひっきりなしに掛かってきたとしたら。

 

休みであって休みではないという状況にもなります。

そもそも「休みを取る」という事に対して、日本の会社は寛大な気持ちを持っていないというところが解決、改善すべきポイントではあると思います。

 

 

男性の育児への向き合い方

空気感の問題ともう一つは『男性そもそもの姿勢の問題』だと思います。

ここでは”男性が”という表現をしていますが、「人としての子育てに対する姿勢」というニュアンスで捉えてもらえればと思います。

 

子育てすることに対して力を注がないというのは、自分の未来に対して力を注がないという事でもあると考えます。

子供が良い環境で育ち、良い未来を築いていく人材になれば自分の未来を支えてくれるという事になりますし、自分自身の成長にもつながることになると思います。

 

イメージと聞いた話だけでしかわかりませんが、確かに子育ては大変だと思います。

  1. 夜泣きなどの泣くという行為でストレスが異常に溜まる
  2. 転んでケガをしてしまうかもしれない、誤って何かを飲み込んでしまうかもしれないので、常に見ておかなければいけない
  3. しつけの方法がわからない
  4. 自分の時間がない
  5. 金銭的不安
  6. 兄弟のいる場合、平等に扱えない

 

などなど、本当にたくさんの悩みやストレスを抱えながら育てていかなくてはなりません。想像しただけでも本当に大変だと思います。

僕の親戚にも3人や4人と子供がいる家庭がありますが、本当に凄いなぁといつも思います。

言葉は悪いですが、3人が別々の行動をしているのによく監視(管理)できているなぁと。

 

きっと子供が好きで好きでたまらないという人の中では「そんなストレスなんて感じたことない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり親子といえど、一人の人間ですから、イライラすることだってあると思います。

自分の親にイラつくことがあるという事が何よりの証拠だと思いますから。

 

そんなストレスを少しでも解消するためには、やはり親である父母が協力していかなくてはならないと思います。

 

少し前までは、育児に「参加」する男性を増やすことが課題だった。

社会の意識は少しずつ変化し、育休を取る男性も増えてきた。

そこで生じてきたのが男女の意識のずれ。講演では夫が家事、育児を受け身で「手伝う」のではなく、夫妻が同じ気持ちで「協力」し合うことが大切と強調する。

 

男性版の産休制度、「手伝う」ではなく「協力」を 専門家「家族のチーム力を上げて」(神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース

 

記事にも書いてあった内容ですが、まさにその通りだと思います。

「参加」→「協力」

への移行をどんどん進めていかなくてはより良い未来は築いていけないのではないかと思います。

 

女性は出産を機にホルモンの変化により性格が少し変わってしまうという事を聞いたことがあります。

男性にとってはその『以前と違う妻』を受け入れられないということもあるかもしれませんし、少し近づきにくいという関係になる可能性だってあります。

 

ですが、それと子育てとは切り離して取り組まなくてはならない部分かなと。

もちろん夫婦円満で協力して子育てできることが最良の家庭環境だという事になりますが、夫婦でありますが、元々は「赤の他人」ですから、理想通りにはいかないこともあるかもしれません。

ですが、それに臆して受動的のままでいるのは、やはり自分の子供のためにとって良くないと思うわけです。

 

目の前にいるのは「自分の子供」なのですから、自分が子育てしないという選択はないと思うのですが、どうもまだまだ『子育ては女性の…』という風はまだ強いように感じます。

 

 

簡単ではないかもしれない。でも

今の現状を変えるのは簡単ではないかもしれない。

でも、少なからず少しづつでも日本は変わってきていると思います。

 

ですから、子育てに対しても少しづつかもしれませんが、”協力”して子育てする人が増加すると思います。

子育てする意味というか、「何のために、誰のために子供を育てるのか」という事を真剣に考えてみてもいいかもしれません。

 

そのためにも、パートナーと真剣に向き合って対話することが一番重要だと思います。

 

色んな番組を見ていますが、相手の話を聞かない人や自分の意見しか言わない人、話のかみ合わない人など色んな人がいますが、それでもお互いの意見や気持ちをぶつけ合って同じ方向を見つけることが、理想の家族に近づく方法なのではないかと僕は思います。

 

 

 

▶最後に

子供のいない僕が偉そうに思いのたけを吐き出してしまい、子育てをされてきた方、今子育てをされている方には不快な思いをさせてしまった箇所もあるかもしれません。

長々と書いてしまいましたが、あまり家庭環境が良かったとは思えない僕としては、やっぱりいい家庭を築いてほしいという思いがとても強くあり自分の感情のまま書きました。

それでも嫌な気持ちにさせてしまった方々、申し訳ありませんでした。

 

 

 

『鳥と魚と僕とポーク』を読んでいただいてありがとうございます!

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