画像はイメージです。
新型コロナが終息する気配がないまま、新しいウイルスが日本に上陸したというニュースで話題になっています。
昨日の7月25日(月)に日本で初めての感染者が確認されたサル痘ウイルス。
世界保健機関(WHO)は23日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
厚労省などが公開しているウイルスについての情報や感染してしまった時の症状や対処法について調べてみました。
接触による感染
サル痘ウイルスは1970年に中央アフリカのザイール(現在はコンゴ民主共和国)で初めて人への感染が確認されました。
感染経路についてはアフリカに生息するリスやネズミなどのげっ歯類を始めとする、サルやウサギなどウイルスをもつ動物と接触することで感染するそうです。
肝心な人から人への感染
人から人への感染は主に皮膚と皮膚の接触で感染するようです。
体液や血液との接触の他にも、対面時の飛沫感染、ベッドなどの寝具からも感染する可能性があるようです。
日本の感染症法では、狂犬病や日本脳炎と同じ4類感染症に指定されています。
もし感染したらどうなる?
もしサル痘ウイルスに感染するとどうなるのでしょう。
ここが一番気になる部分ですよね。
通常1週間から2週間の潜伏期間を経て、発熱や頭痛、リンパの腫れなどの症状が5日ほど持続し、発熱1〜3日後に発疹が出るようです。
皮疹は顔や手足に多く見られ徐々に水ぶくれになります。
ほとんどの場合、2〜4週間で自然に治るようですが、子供や感染者の健康状態、合併症などにより重症化する可能性もあるとのこと。
合併症については、皮膚の二次感染、気管支肺炎、脳炎、角膜炎などの危険性があるそうです。
2022年5月以降の欧米などでの流行では、発疹から発熱などの症状がみられないこともあると言われています。
国立感染症研究所によると今回の流行でアフリカのウイルス常在国を除き、死亡例は報告されていないとのことです。
予防やワクチンは??
サル痘ウイルスの予防には”天然痘ワクチン”が有効とされているようです。
天然痘ワクチンは熊本市にあるKMバイオロジクスが製造したものが備蓄されているそうで、厚労省の担当者の話では「十分な量の備蓄がある」とのことです。
治療は海外では抗ウイルス薬も承認されているようですが、日本では対症療法*1となっているようです。
より一層警戒&予防を
今回の流行は男性同士の性的接触で拡大したため感染者の大半が男性のようですが、女性も感染するウイルスです。
さらに、子供や妊婦は重症化のリスクが高いと聞きます。
飛沫感染のリスクは低いという話も耳にしますが、絶対とは言い切れない可能性もあります。また、新型コロナもありますからTPOによるマスクの常用は継続した方がいいかと思います。
以前、僕の車が急なトラブルで…という記事の中にも書きましたが
身近な人が新型コロナに感染している率が上がってきています。
会話するときはマスクをつけるか、一定の距離を取るなど対策はきちんとしておいた方がいいかと思います。
また、サル痘ウイルスに関してもモノからヒトへと感染するそうなので、除菌できるものは除菌する、洗えるものは洗濯する、交換できるものは交換するなど常に清潔にすることを心がけたいものです。
マスクも常に2,3枚は常備しておく方がいいですね。
たまに、汚いマスクを着け続けてる人や、アルコールスプレーや除菌スプレーなどをかけて2日にわたって付けている人がいるそうですが…
ケチる部分を間違えてる気がしてなりません。
自分の身を守るためのものですから、そこは常にきれいなものを使いましょう。
*1:病気の原因を治療するのではなく、病気によってきている症状(発熱や頭痛など)を緩和したり、なくしたりする治療法