男性の方なら鼻をほじってしまうことってあると思います。
これはいわゆる癖ですよね。
正直な話、僕はかなりほじる方です。
というのも現場にいる仕事なので空気が汚い環境にいることが多くなります。
マスクはしていますが、やはりマスクだけでは防ぎきれないのか、すぐに鼻くそが出てしまうんです。
もちろんどこでも遠慮なくほじるってわけではなくちゃんと場所や周りに人がいるかどうか確認してちゃんとティッシュでほじります。
この「鼻をほじる」という行為は人間だけでなく、猿にも見られます。
そもそも無性に取りたくなる鼻くその存在、そして鼻くそへの一番正しい対応を環境汚染物質を研究している科学者の方々が教えてくれました。
鼻くそに真剣に向き合った3名の教授たち
1人目はオーストラリア・マッコーリー大学の環境科学者で、ビクトリア州環境保護局主任科学者のマーク・パトリック・テイラー名誉教授。
2人目は同じくマッコーリー大学の分子進化学者のマイケル・ギリングス教授。
3人目はインディアナ大学環境レジリエンス研究所代表で、地球科学者のガブリエル・フィリペリ教授。
この3名が「鼻くそ」に真剣に向き合った教授たちです。
「杯細胞」が鼻くそを作っている
鼻の中には杯のような形をした「
この杯細胞は粘液を分泌しており、ウイルスやバクテリア、花粉、ほこりなどの有害物質を気道へと流さないためにフィルターのような役割をしています。
このフィルター部分で捕らえたほこりなどの有害物質が混ざったものがいわゆる「鼻水」です。
鼻水は鼻をかんだりくしゃみをする事で外に排出されます。
あとはタンとして吐き出されるのも「鼻水」です。なぜ、鼻水からタンに名称が変わるのか分かりませんが(苦笑)
他にも喉の奥に落ちて胃へと流れていくこともあります。しかし、全てが流れる訳ではなく、鼻の中に残る鼻水が乾いて固まったものが「鼻くそ」になります。
鼻くそを食すことは推奨されておりません
鼻水は自体は無害だけど、ほこりや土、水などに鉛*1が含まれていて、それが鼻水にのって体内に取り込まれることがあります。
たまに鼻くそを食べてしまう子供をみたことありませんか。
思い出してみてください。
自分も子供の頃に食べた経験はありませんか?
僕はあります。
ちょっとしょっぱいんですよね。
しかし、上述したように鼻水や鼻くそには鉛やウイルスなどの有害物質が含まれている可能性があるため食べる事は推奨していません。
鼻をほじるということは菌をばら撒くことに等しい
鼻の中には皆さんご存知のさまざまな感染症を引き起こすことで有名な黄色ブドウ球菌がいる事があります。
鼻をほじる行為が肺炎球菌感染の原因になりことも指摘されているそうです。
教授たちは
「鼻をほじることは、細菌を体に押し込んだり、自分の周りの環境にバラ撒く最高の方法」
と皮肉たっぷりに話、鼻をほじることを止めるように忠告しています。
「それではどうやってほじればいいのか。」
それについての答えは
”そもそ鼻をほじんな。”
になります。
教授たちは「鼻のもつ驚異的な生物学的適応、そしてあなたの健康を保つために残業している鼻に、汚れた指を突っ込んで邪魔しないでください。」
と鼻の重要な働きを称賛した上で
「ティッシュで鼻をかんで、使ったティッシュは捨てて、手をきちんと洗ってください。」
と話しています。
鼻くそは食べない方がいいみたい
また、たまに一度使ったティッシュを再利用しようとする人がいますが、これは「最悪の決断だ」としています。
鼻の粘液が完全に乾燥するまでは、感染性ウイルスが手や指に残る可能性があるため、鼻をかんだり、鼻をほじったりした後は手を入念に洗う洗うことが望ましいと話しています。
やはり鼻くそを食べるやつは汚いという認識は間違っていなかったということですね。
なんか学生時代に鼻くそをパクパク食べるやつとか、そこらへんになすりつけるやつとか結構いましたけど、今考えたら衛生環境最悪だったように思います(笑)
僕はしませんが、ティッシュもかんだ後に無駄に綺麗に畳んでポケットなんかにしまう人をみたことがありますが、あれも見ていて気持ちのいいものではないですよね。
人のフリ見て〜と言いますが、まさにその通りです。
お子様がおられる方は特に注意しておいた方がいいかもしれません。
今は特に感染症やウイルスには敏感になっている時期ですしね。
今回は”鼻くそ”について少し書いてみました。
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