消臭元、アイボン、サラサーティ、熱さまシート、ケシミン、糸ようじ
などなど、一目で何の商品かわかるようなネーミングで有名な小林製薬。
いつも薬局に行くと「これって小林製薬っぽいネーミングだな」と思って手に取ってメーカーを見てみると、「やっぱり」となるほど、直球なネーミングの小林製薬。
個人的に大好きです。
「トイレその後に」とかめっちゃいいじゃないですか(笑)
最近知ったんですけど、「スマートフォンふきふき」っていう商品もあります(笑)
小林製薬のCMで、聞く「あ、小林製薬」の”あ”って何なのかと思って調べてみました。
「あ、」の由来について、あるブログ著者が小林製薬に問い合わせたようで、小林製薬側から「2つの意味がある」という回答があったそうです。
一つは「“あったらいいな”をカタチにする」というのは小林製薬のスローガンですよね。CMでもよく放送されていますしね。
もう一つは、商品に出会った時の驚きや感動などを表すときの「あっ!」
だそうです。
僕個人的には「あっ!」っていうよりも「うわっ!!!!」っていう方が断然多いです(笑)
女性用の「おりもの専用シート」として、1988年に日本で初めて発売された「サラサーティ」。名前だけなら男性も知っているんじゃないかってレベルの有名商品ですよね。
このシリーズに「サラサーティ コットン100」というものがあります。(これもCMでよく見ました。)
その商品名を決める会議のお話が印象深かったので備忘録的な感じで書いておきたいと思います。
サラサーティ コットン100は「究極のおりものシート」を目標とするプロジェクトの元開発されたそうです。
追求の結果完成したのは、当時生理用ナプキンも含めて存在しなかったコットン素材を100%使用したサラサーティでした。
会議では当初この製品に付けられた「サラサーティ・エクセレント」という名称の是非が議論されていました。当時社長だった小林会長は 「何がエクセレントなのか?」
とプロジェクト担当社員に尋ねたそうです。
すると社員は
「ワンランク上であることを表現しました」
と答えました。
それに対して小林会長は
「それで、本当にお客様はわかるのか?製品の良さが伝わっていないのではないか??」 と問い詰めたそうです。
さらに「コンセプトを考え抜いたのか!」と突っ込んだそうです。
この話があり、プロジェクトチームは再度コンセプトを練り直すと共に、ネーミングを再検討したそうです。
一方小林会長は顧客からのアンケートや社内の女性社員によるモニター結果を分析し、”かぶれない”ことがこの製品の最大の「わかりやすい」特徴だと気づいたそうです。
「かぶれにくさ」と「高級感」をコンセプトに、品質テストと改良を重ねた結果、今販売されている「サラサーティ コットン100」というストレートな商品名になったそうです。
あのわかりやすいネーミングの裏には、小林会長の”お客様”に対する想いが込められていると思うと嬉しくなります。
小林製薬と聞いて一番初めに頭に浮かぶのはやっぱりこれ。
こっちもかなり好きです(笑)(動画は1分あたりから)