皆さんお使いのスマホはAndroid、iPhoneのどちらでしょう。
- USB Type-C
- micro USB
- Lightning
現在スマホの充電ケーブルのタイプはこの3種類が主流になっています。
最近のAndroidスマホはUSB Type-C。少し古いタイプのAndroidだとmicro USB。
iPhoneならLightning。
といった感じだと思います。
最近では100均などでも気軽に充電ケーブルなどを買う事ができますが、自分のスマホの充電ケーブルタイプを買う必要がありました。
しかし、EUではそれが「USB Type-C」に統一されるようです。
EU USB-Cに統一
法案自体は2021年9月23日に電子機器の充電ポートをUSBの「Type-C(USB-C)」コネクターに統一する無線機器指令の改正案を発表していたのですが、それに対して、EU当局は7日に、加盟国で販売されるスマホやタブレット、ノートパソコンの充電端子を「USB-C」に統一する法案に合意したそうです。
これまでiPhoneはLightningというケーブルを使用していましたが、これは大きな打撃になるのではないでしょうか。
EUとAppleの主張
EU加盟国は端子統一を行うことで、電子機器の廃棄物削減につながると考えているようです。
それに対しAppleは技術革新を遅らせ、さらなる環境汚染を引き起こすと主張しているそうです。
正式承認は年内
欧州議会とEU加盟国が年内にも正式に承認する予定だそうです。
大半のモバイル端末は2024年後半に統一が義務付けられる予定ですが、ノートパソコンに関しては、一定の猶予期間があるようです。
統一が義務付けられているのは、デジカメ、ヘッドフォン、ヘッドセット、携帯スピーカー、電子書籍タブレットにも適用されるようです。
一番の注目すべき点は、電子機器を購入する際、新しい充電ケーブルの受け取りを拒否することができるようになるそうです。
端子の統一化は世界市場に影響を与える
EU加盟27か国は、購買力の高い消費者4億5000万人を抱えており、端子統一かは世界市場全体に影響を与える可能性があります。
2021年10月時点で、フランス・ドイツ・イタリア・デンマークなど複数の加盟国でのiOSシェア率は平均60%近くあります。
こうした、AndroidよりもiPhoneの方がシェア率の高い国に対してAppleの対応が気になるところです。
2024年までにUSB-CになったiPhoneが発売されることになりそうな予感です。
今後、Appleがどのような展開を見せるのかとても興味深いですが、WWDCを開催した直後に法案に対しての合意がされるとは色々計画的なものもあるのかなぁなんて。
日本は日EU経済関係にあります。
この充電ケーブルの統一化が経済にどのように影響するかは僕には未知数ですが、今回の件から日本とどのような関係になるのかも興味深いところです。
今後の動きにも注目していきたいです。
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