毎朝通勤の時に自転車のカゴに犬を乗せて散歩しているおじさんを見かけます。
あと、カートのような物に乗せて散歩しているおばあちゃん。
僕は犬を飼った事がないので、わからない部分は多々ありますが、あれって犬にとって意味があるのかなぁと思いました。
僕の気持ちとしては犬にとってなので、飼い主さんがどうとかは関係ありません。
ただ、犬にとって良くないのならあまりやらない方がいいんじゃないかなぁと。
今回は老犬や子犬は除いて考えています。
僕の周りには犬を飼ってる方はたくさんいますし、年を取ると歩くのも大変そうだとか、足や腰が悪いからとか人間同様に色々体の問題があることは知っていますから。
この記事に関しては、成犬に絞ってのお話です。
犬にとって歩くだけが散歩じゃない
散歩している犬を観察してると電柱や草むらなどで止まってやたらと匂いを嗅いでいるイメージが強いです。
その事からも自転車やカートではなく、犬に歩かせた方がいいんじゃないかなと思うわけです。
犬は匂いで色んな情報を得ているという事も聞いた事がありますし、マーキングという意味でも歩いて回った方が犬にとって本能的な部分も刺激されるんじゃないかしらと。
ですが、意外とそうでもないようです。
ストレス解消になる
別に自分で歩かなくても外に出るというだけでストレス解消になるようです。
きっと色々な景色を見たり流れてくる匂いを嗅ぐだけでもストレス解消になったりするんでしょうね。
気分転換になる
これも上述した内容と同じように室内犬だと特に外に出る事で気分転換になるようです。
人間でも同じですよね。少し散歩したり知らない場所に行くだけで気分転換になったりしますから。
歩くのが嫌い・怖がって歩かない
これは意外だったのですが、歩くのが嫌いだとか怖くて歩かないという犬もいるようで。これには結構驚きました。
犬って外が大好きで好奇心が旺盛なイメージだったので歩くのが嫌いだとか、怖いとかっていう感覚ってあまりないものだと。
個体にもよると思うのですが、面白いなと思いました。
自転車による散歩は交通法違反
犬の散歩について調べていると少し面白いものを見つけたので一緒に記載したいと思います。
街中で自転車に乗って犬と一緒に並走している風景って見かけますよね。
結構なスピードで自転車をこいでいる人を見ると犬がただ走らされてるだけに見えてかわいそうになるのですが(苦笑)
ですが、中には自転車のスピードぐらいで走らないと気が済まないという犬もいるらしくやっぱり人間同様に性格なんだなと思いました。
実はこの行為、道路交通法に違反しているようです。
理由はというと、犬の予期せぬ行動にハンドルが取られ周囲の歩行者に危険を及ぼす可能性が高いからという事が一つの要因のようです。
確かに、まっすぐ走っていたはずの犬が急に右に曲がろうとしたなんてことが起こった時多少なりともハンドルが取られてしまい、蛇行運転のようになる可能性はありますよね。
具体的には、
自転車や原付バイクの運転者はハンドルやブレーキなどを確実に操作し、かつ、道路状況に応じ他人に危害を及ぼさないような
自転車も軽車両に含まれますので、道路交通法の第70条「安全運転の義務」に該当します。
上記のことにより、3月以下の懲役又は5万円以下の罰金を科せられる可能性があると。
お巡りさんも二人乗り以外はいちいち止めたりしませんけど、雨天時の片手に傘を持っての運転や、歩道を走行すること、スマホを触りながらの運転や、イヤホンをしての運転も基本的には違反になります。
前かごに乗せての散歩もアウト
これも上述の「安全運転義務違反」に当たります。
急にかごから犬が飛び出したり、テンションが上がってワッと動いた時にハンドルを取られる可能性があるためです。
「うちのワンちゃんは大人しいから大丈夫」という理屈は通用しない可能性が大です。
今人気の”ドッグスリング”での自転車の運転も同じく急に犬が動いたときに…
これ以上は言いませんが、全て同じ理由で道路交通法に違反してしまっている可能性があります。
色々書きましたがつまりは…
自転車のかごに乗せて散歩してもそれはそれで犬もリフレッシュできてるならいいかなってことです。
ただ犬側にとって「実は自分の足であるきたいのにな」とか思っていたとしたら少しかわいそうだなと思っただけなので、その犬自身が満足しているなら散歩という括りの中で形はどうでもいいんだなって。
別に自分の足で歩こうが自転車のかごに乗って揺られてようが外に出てリフレッシュできているならそれはそれでいいか。
また一つ動物についての気になる疑問を解消できたので良かったです。