鳥と魚と僕とポーク

実るほど頭を垂れる稲穂かな

アラカブとかガシラとかガガラとか

スーパーに買い物にいくと見るときと見ないときとの差が激しい魚がいます。

(もちろん僕の住んでる地域のスーパーに限った話ですので、ウチの近くではそんなことねーよって方もおられると思います。)

 

 

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そう"カサゴ"です。

 

漢字では「笠子」と書きます。

諸説ありますが、一般的なのは頭部が大きく笠をかぶっているようにみえるところからこの漢字が当てられたみたいです。

 

カサゴという正式名称があるにも関わらず、なぜ地方名があるのか。

これはもう本当にわかりません。

 

まぁ方言の関係でそうなったんだとは思いますが、それにしてもアラカブって。

もう原型が全くない。

 

まぁガシラもガガラもですけど。

 

ちなみにアラカブというのは熊本や鹿児島の方で、近畿や四国などはガシラ。

同じ九州ですが、宮崎ではガガラと言うそうです。

また、岡山ではアカメバルやアカチンと言うみたいですね。

 

アカメバルはもう普通にアカメバルっていう魚がいるんですけどね。

もしアカメバルを見かけた時はどうするんでしょう。

 

実はとっても好奇心旺盛

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カサゴの性格は、好奇心の強さ。

なにか不思議なことや面白そうなことなど興味のあるものに対しては、カラダが先に行動してしまうといったわんぱくぶり。

魚にとっての面白いこととは、何かがヒラヒラしたり、キラキラしたりといったことです。

 

ルアーフィッシングの起源

ルアーフィッシングというものがありますが、これの起源はバーモント州1800年代初めに生まれた、ジュリオ・トンプソン・ピュエル

という人物が父親と釣りをしていた時にボートが岩にぶつかり、その拍子で持ってきていた食器のスプーンを落としてしまいました。

 

そのヒラヒラと落ちていくスプーンにレイクトラウトと言う魚が食いついたのを見ました。

 

その後ジュリオは家に帰りスプーンの柄を切りフックをロウ付けして、それを湖でトローリングしてみたら面白いように魚が釣れた。

 

という事からルアー(擬似餌)と言うものが生まれたと言われています。

 

つまり、魚の習性として何かヒラヒラ、キラキラしたものは放っておけない。と。

気になって仕方がない。と。

 

実はその話を証明するかのような動画が某動画サイトで上がっておりました。

 

この動画からもわかる通り、挑戦者はカサゴです。

なかなか面白い反応していると思います。

 

 

ルアーフィッシングにも"リアクションバイト"と呼ばれる言葉がありますが、これがまさに「あるものにリアクションして食いついてしまう」というもの。

 

そんな言葉があるように考えるよりも先にカラダが反応してしまうという。

 

そう考えるとなんとも愛おしく思えてきます。

 

そんなカサゴが大好きです。